DVシェルターを利用したい!精神的DVは保護条件に当てはまるのか?

夫からのDVやモラハラの被害者が頼れる場所の一つにDVシェルターがあります。

このDVシェルターは被害者を守るために外部に情報が漏れないように徹底しているのでどのような施設なのか公開されていないことがほとんどです。

シェルターに入ると外出ができなくなる、ケータイが使えないなどの情報がありますが、実際はどうなのでしょうか。

また、精神的DVが保護条件に当てはまるのかをまとめました。

DVシェルターとは

DVシェルターとは暴力を受けた女性を一時的に保護してくれる施設のことで、各都道府県に最低一箇所は設置することが義務付けられています。

また、加害者が被害者を連れ戻しに来たりしないようにシェルターの場所や中での生活などは外部には漏れないように徹底されています。

では、身体的なDVではなく、精神的なDVの被害に遭っている人はこのシェルターに保護してもらうことはできるのでしょうか。

答えは『保護してもらえる』です。

『暴力』という言葉には精神的DVも含まれています。体にできた傷はいつか消えてなくなるけど、心にできた傷は一生被害者を苦しめるものであり、身体的DVより精神的DVの方が重いと考える人もいます。

そのため、被害者の希望があれば保護してもらえるのです。

実はシェルターはホームレスやストーカー被害に遭っている人も保護してくれています。殴られていないから保護の対象にはならない、元気だから保護する必要はないというわけではないのです。

ただ、シェルターに入るためには配偶者暴力支援センター、女性センター、女性サポートセンター、警察などの紹介が必要になるので、まずは公的な機関へ相談に行きましょう。その時に相談にのってくれた相手がシェルターの保護は必要ないと判断した時は紹介してもらうことは難しいかもしれません。

シェルターはこんなところ

シェルターの内情は極秘のため、詳しい情報はシェルターを利用したことのある人にしか分かりませんが、私が集めた情報は以下のとおりです。

【滞在期間】
原則は2週間。延長することができ、数ヶ月滞在している人もいる。

【費用】
一泊2000〜3000が相場。
被害者がお金を持っていない場合はシェルターのスタッフが行政手続きをしてくれて、福祉課から経費が支払われるため、追い出されるようなことはない。

【ルール】
時間を守る。
お金の貸し借りをしない。
携帯は使わない(誰かにシェルターのことを話してしまう恐れがある)。
退所した後もシェルターの情報を公言しない。

【必要なもの】
現金、衣類、保険証、年金手帳、通帳、カード、印鑑など重要なもの。
(被害者の中には切羽詰まった状況で何も持たずに逃げてくる人もいるのでこれがなくてはいけないというわけではありません)

【中での様子】
子供も一緒に保護してもらえる。
子供向けのセラピーやフリースクールのようなカリキュラムが受けられる。
生活に必要なもの(石鹸や生理用品などの日用品)は無料で支給される。
毎日の料理が手作りで美味しい。
施設内は綺麗で落ち着いている。

【その他】
シェルターに入った時点で生活保護の対象になる。
シェルターの情報は漏らしてはいけないため、仕事を辞める場合でも理由を言ってはいけないし、子供も急に学校に通えなくなる。転校もできるが、加害者がいる地域は危ないので離れた学校を選ぶ。
場所によって施設の中身も様々。ルールが厳しくてつらい生活を強いられたという人もいれば、優しいスタッフがいてとても快適だったという人もいる。

悪質シェルターに注意

シェルターは被害者を守るために、どこにあるのか、誰がいるのかなど、絶対に外に漏れないように徹底しています。

もし加害者にバレてしまえば被害者は命の危機にさらされるかもしれません。

しかし、この秘密主義ゆえに悪質なシェルターで犯罪が行なわれている可能性があります。

シェルターの実態を知らない人は『ここがシェルターです』と言われれば信じてしまいます。

さらにシェルターに保護を求めている被害者は精神的にかなり追い詰められた状態です。

もしシェルターを運営しているのが怪しい宗教団体だったら、弱った心につけこまれ勧誘されてしまうかもしれません。

もしスタッフが詐欺師だったら言葉巧みに騙されて生活保護のお金をとられてしまうかもしれません。

また、シェルターには若い女性もいます。洗脳されて風俗などで働かされる可能性もあります。

秘密が多いからこそ真実が何なのかが分からず、被害者は今目の前にある現実を真実だと受け止め、スタッフの言う通りにするしかないのです。

実際に悪質なシェルターで騙されたという被害が出ているので、利用する際にはきちんと警察などで紹介してもらった信用できる場所を選ばなくてはいけません。

まとめ

DVシェルターは被害者が求めれば保護してもらうことができる施設です。

入所するための細かい保護条件などが決まっているわけではなく、精神的DVの被害者やホームレスも利用しています。

シェルターの情報は公になっていないことがほとんどで、私がここに書いたことがすべて真実かどうかは定かではありませんが、DV被害が増えている現代だからこそ、そこに便乗して悪質なシェルターを運営している犯罪者がいることは事実です。

警察などの公的機関で紹介してもらったシェルター以外は利用しないようにしてください。

 

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