エスカレートする精神的DV。加害者との同棲はあなたを苦しめるだけ!

当時は気づいていませんでしたが、私は精神的DVの被害者でした。

私は彼のことが好きだったけど、同棲を持ちかけられた時は全く嬉しくなんてなく、むしろ実家を離れるのが嫌で嫌で仕方ありませんでした。

何度も実家に帰りたいと思ったし、実際、何かと理由をつけてわざと同棲している家にいない時間を作っていました。

精神的DVの加害者と同棲して良いことなんて一つもありません。あなたは自由を奪われ、相手の望み通りに動くことを強いられ、やがて本来の自分をなくしていきます。

精神的DV加害者との同棲は地獄の始まり

被害者は理不尽なことで責められたり、怒鳴られたり、嫌な思いはたくさんしても、自分の家に帰れば自由な時間がありました。

彼と一緒に過ごして疲れて帰ってきても本来の自分を取り戻す時間と場所があったから耐えられていたかもしれません。

しかし、同棲をしたらその自由がなくなります。

精神的DVの加害者は被害者のことが好きでいつも一緒にいたいから同棲をしたいわけではありません。自分の奴隷を側に置いておきたいだけです。

被害者は彼と一緒にいることで今まで以上に辛い思いをすることになります。

一生懸命作った料理は褒めてもらえず、『部屋が片付かないのはお前のせいだ』と怒られ、洗濯物の干し方一つにしても『なんでこんな干し方しかできないんだ』と責められます。

加害者の機嫌が悪ければ八つ当たりの対象にされ、加害者の機嫌を損ねれば何時間もお説教をされたり、無視されたり、時には『出て行け!』と家を追い出されることも…

そんなことが続けば被害者は逃げ出したくなります。しかし怖くて行動にうつすことができません。

だから被害者は加害者を怒らせないように、加害者が快適に暮らせるようにいつもいつもビクビクしながら張り詰めた空気の中で機嫌を伺いながら生活するようになります。

そんな心理状態では正常な判断ができなくなり、被害者は私が悪いから仕方ないと自分を責めてどんどん洗脳されていきます。

その結果、うつ病になったり統合失調症になったりと心の病を発症してしまいます。

本当に一緒に住みたい?

最初にも書きましたが、私は同棲の話を持ちかけられた時、彼のことを好きだと思っていましたが、一緒に暮らすことに対しては全く喜びを感じられませんでした。

その時は私の家族が大の仲良しで居心地がよく、そこから離れたくないという気持ちのせいだと思っていたけど、本当は家を出るのが嫌だったのではなく、彼と一緒に暮らすことが嫌だったんだと今なら分かります。

幸い母には同棲を反対されたのでそのことを彼に伝えましたが、彼は『同棲しないで結婚なんてありえない。同棲しないなら別れる』と言い出しました。

こう言えば私が母を説得すると分かっていたのです。

彼に怒られたくないから、別れたくないから私は一生懸命家族を説得しました。そして同棲が決まりました。

家を出る日にちが決まり、何度も泣きました。同棲が始まってからもこっそり泣きました。

しかしそれが彼にバレて『泣いてんじゃね!』と怒られました。

こんなに嫌だったのになんで同棲なんかしたんだろうと後悔しましたがもうどうすることもできませんでした。

今現在、恋人と同棲している方も、これからしようとしている方もその同棲に対して前向きな気持ちになっていますか?

楽しみじゃなくちゃいけないということはありませんが、同棲に対してマイナスな気持ちになってしまうならそれは相手との関係に原因があると思います。

今あなたを精神的DVで悩ませている恋人は一緒に住んだらさらにあなたを苦しめます。

被害者はこのことを心の奥で感じているはずです。だから気がすすまないのです。

どうか自分の本当の気持ちに耳を傾けてください。そして相手ではなく自分が望んでいる選択をしてください。

今すぐ家を出て!

精神的DVの加害者は相手が逃げられない環境を作ってから本性を現す場合があります。

結婚や出産を機に夫が豹変したという話もよく耳にすると思います。これと同じで、結婚はしていなくても同棲を始めたことがきっかけで精神的DVが始まる可能性があります。

今まで違う環境で暮らしていた人間同士が一つ屋根の下で暮らすのだから意見の食い違いやケンカが発生するのは当たり前ですが、それでもお互いが相手の意見を尊重して歩み寄れば二人の仲は深まるはずです。

しかし、精神的DVの場合は違います。加害者があなたに寄り添うことはありません。あなたは加害者の常識を押し付けられます。

精神的DVは大きなケガをするわけではないので自分が被害者だということに気づかなかったり、違和感を感じてもスルーしてしまう被害者もいますが、精神的DVだと確信する頃には被害者は相当追い詰められた状態です。

そうなってしまうと別れるのも苦労するし、逃げることすら諦めてしまうかもしれません。

それではあなたの人生は台無しです。被害に早く気付くことができればそれだけ早く地獄から抜け出すことができます。

『なんでこんなに怒るんだろう?』『彼ってちょっとおかしいのかな?』と思ったらすぐに信頼できる人に相談してください。

実家や友達の家が彼に知られてしまっているなら、女性センターやシェルターなどで一時的に保護してもらうこともできますので同棲している家を出たら安全な場所へ逃げましょう。

別れる時は姿を消すこと

精神的DVの加害者と同棲をして彼の本性を知り、自分が被害者であるということが自覚できたらもう絶対に彼の元には戻らない覚悟で彼から逃げてください。

精神的DVの加害者は自分の思い通りに物事が進まないと怒ります。

黙って出て行ったあなたのことを必死で探し回り、見つかった時にはどんな罰を与えられるか分かりません。

加害者は被害者を連れ戻すために『俺が悪かった』『もう二度と酷いことはしない』と謝ってくる可能性も十分にありますが、ここで許してしまったらあなたはまた被害者になってしまいます。

なので家を出たら加害者の存在はなかったものとして考えましょう。

彼がどんなに謝っても『殺してやる』と脅しのメールが来ても全て無視してください。

実際に同棲していた家から逃げ出しても彼に謝られて戻ってしまい、その後精神的DVだけではなく、身体的DVに発展したという被害者もいます。

家を出る時は縁を切る時です。絶対に戻ってはいけません。

まとめ

『この人と結婚してうまくやっていけるか』ということを判断するために同棲はきっと役に立つと思います。

彼のこんなところが嫌だ、彼女のここが気になるなどはじめはうまくいかずに衝突することもありますが、お互いが思いやりの気持ちを持てば必ず乗り越えられます。

しかし、精神的DVの加害者にはこの思いやりが欠けています。

だから同棲をするとあなただけが我慢をしてあなただけが苦しい思いを強いられるようになります。

それではあなたがボロボロになってしまいます。

これから同棲を始める人は同棲を始めて大丈夫な相手かどうか、すでに同棲をしている人はこのまま付き合い続けていい相手かどうかをしっかり見極めてください。

 

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