怒鳴るのは精神的DVです!被害者を襲う恐怖と怒鳴られた時の対処法。

精神的DVの一つに『怒鳴る』という行為があります。

誰にでも小さい頃に先生や親に怒鳴られたり、社会人になっても上司に怒鳴られたりという経験はあると思いますが、それに対して『これは精神的DVだ』とは思わないですよね。

そこには怒鳴られるだけの理由がちゃんとあるからです。

しかし、精神的DVの場合は違います。加害者は被害者に悪いところがあるから怒鳴るのではなく、被害者を追い詰めるため、自分の強さを見せつけるために怒鳴ります。

怒鳴る人の心理

学校でも職場でも怒りっぽくてすぐ怒鳴る人っていますよね。私は今は接客業をしていますが、理不尽な理由で怒鳴られたことも何度かあります。

怒鳴らなくたって解決するはずなのに、なぜわざわざ大声を出すのでしょうか。

その理由はいくつか考えられます。

【感情的になる】
すぐ怒鳴る人は感情的になりやすい人です。
感情的になると言葉で伝えるよりも動作や行動によって気持ちを伝えようとします。
カップルがケンカをして怒鳴りあいになり、最終的に物を投げたり壁に穴をあけてしまったという話も聞いたことがあります。
このように自分の気持ちを訴えるために怒鳴る人がいます。

【自分を守る】
自分が不安な時、自分より強い相手に立ち向かう時など、その恐怖に負けないようにわざと大声をだし、自分を奮い立たせようとする人もいます。
また、自分が怖い目にあったりバカにされた時、大きな声を出して『なめるんじゃないぞ!』と相手を威嚇することもあります。
この場合はどちらも自分を守るためと言えます。

【プライドが高い】
プライドが高い人は自分の思い通りにならなかったり、自分のプライドが傷つけられたりするとすぐに怒ります。
自分が誰かに意見されたり、負けたりすることに耐えられないため、大声を出して怒りを爆発させます。
自分が一番大事なのです。

【情緒不安定】
情緒不安定になることは誰にでもあることで、特に女性は生理の周期に合わせて意味もなく悲しくなったりイライラしたりする人も多いと思います。
この情緒不安定の時に怒鳴ってしまうという人もいます。落ち着いて考えれば怒鳴るほどのことではないのに、気持ちが不安定の時は感情のコントロールができなくなってしまい、つい怒鳴ってしまうのです。

【子供っぽい】
子供ってできないことがあったり、自分の欲求が通らなかったりするとすぐに大声で怒鳴りますよね。
大声で泣きわめけば大人が機嫌を取ってくれたり、友達が気をつかっておもちゃを貸してくれたりすると分かっているからです。
これと同じ心理で、大人でも怒鳴ればみんながなんとかしてくれると思っている人がいます。

精神的DVの加害者が怒鳴る理由

精神的DVの加害者も上記のような心理が働いて怒鳴る場合もありますが、最初に書いたように被害者を心理的に支配するために怒鳴ることが多いです。

精神的DVの加害者は被害者に『俺に逆らったら怖いんだぞ!』ということを叩き込むために怒鳴り散らし恐怖心を与えます。

理由は何だって構いません。パチンコで負けてイライラしていたから怒鳴った、相手の意見が気に入らなかったから怒鳴った、ただ何となく怒鳴った。

本当にこんな理不尽な理由で怒鳴られている被害者がたくさんいます。

被害者は理不尽だと分かっていても加害者が怖くて言い返すことができません。それどころか、これ以上怒られないようにするために悪くないのに謝ったり、一生懸命相手のご機嫌を取ろうとしてしまいます。

この行動が加害者にとって快適な環境を作り出し、加害者は怒鳴ることをやめないのです。

また、精神的DVの加害者は被害者が自分を恐れている姿を見て『俺は強い』『私は偉い』と優越感に浸っています。

加害者になる人は本当は自分に自信がなかったりコンプレックスを抱えている場合が多いので、弱いものいじめをすることで自分の価値を証明しようとしています。

その方法として怒鳴るという攻撃にでるのです。

怒鳴られた人の恐怖

私は元彼から精神的DVを受けていたことがあります。精神的DVの加害者が怒鳴る時って本当に怖いんです。

被害者は普段から『逆らってはいけない』と調教されているため、加害者が怒鳴りだしたらただ耐えるしかありません。

怒った加害者はエスカレートすると怒鳴るだけではなく、物を投げたり乱暴に扱ったりして被害者を威嚇します。

被害者は『今度は自分が殴られるかもしれない』と、とてつもない恐怖に襲われます。

また被害者は日頃から『お前が悪い』『お前が俺を怒らせた』と叩き込まれているため、だんだんと『私が悪いから彼は怒鳴っている』『怒鳴られても仕方ないんだ』とさえ思うようになってしまいます。

こうなると被害者は自信を失い、相手が誰であろうと怒鳴られるということに大きな恐怖心を抱くようになります。

たまたま近所の夫婦喧嘩が聞こえてきた、会社で誰かが上司に怒鳴られてるのが聞こえてきたなど、自分には関係ないことでも恐怖で体が震えたり、言葉が出なくなったりしてしまいます。

怒鳴る人への対処法

怒鳴られることは怖いですし、理不尽な理由で怒られるのは悔しいですよね。

対等に言い返すことができたらどんなにいいだろうとも思いますが、相手が精神的DVの加害者であったり、上司だったり、お客さんであった場合はそうもいきません。

私は自分が被害者だった時はただ耐えるしかありませんでしたが、元彼から解放されて自由になってからは怒鳴られても相手を冷静に分析するようになりました。

そうすると不思議と怖くないんです。『この人、なんでこんなに怒ってるんだろう』とか『朝、旦那さんと喧嘩でもしたのかな』とか『怒鳴らないと自分の気持ち伝えられないなんてかわいそうな人だな』とか心の中では言いたい放題です(笑)

自分に悪いところがあって怒鳴られているのであればその意見はきちんと聞くべきですが、そうでない時はこのくらい余裕を持つことも大切です。

精神的DVの被害にあっているとなかなかそれは難しいとは思いますが、自分を責めるのではなく『私は悪くない。彼が勝手に怒っているだけ』と自分を責めないようにしましょう。

また、会社で怒鳴られそうになった時は先に自分の非を認めてしまうのも一つの対処法です。

例えば自分の判断で上司の指示とは違う行動をとった。そのことに対して上司が怒り出したら『こうした方がいいと思ったから』と言い訳するのではなく、『勝手に判断せずあなたに相談するべきでした。申し訳ありません。』と自分から言ってしまえば上司も怒鳴るほどは怒らないはずです。

まとめ

精神的DV加害者の怒鳴れば自分の思い通りになる、怒鳴ればみんな自分の言うことを聞くという考えは子供が泣きわめくのと一緒です。

しかし、子供が大声で泣きわめくのと大の大人が大声で怒鳴るのは迫力が全然違います。

特に精神的DVの加害者は被害者の人格を否定するような言葉や耳を塞ぎたくなるような暴言を連発するため、被害者は恐怖と悲しみで押しつぶされてしまいます。

加害者は被害者をコントロールするために怒鳴っているのであり、被害者が自分を責めたり謝ったりする必要はありません。

加害者が怒り始めたら『私は悪くない』と自分に言い聞かせてください。そして一刻も早くあなたを苦しめる加害者から逃げてください!

 

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