自覚がない!?精神的DVに関わる人の恐ろしい実態!自覚させる方法は?

十人十色と言うように人によって考え方は様々です。自分と意見が合わない人に対してムキになってしまったり、イライラしてつい家族や恋人に当たってしまったという事は誰にでもあると思います。

その時に『悪い事しちゃったな』『言いすぎちゃったな』と反省する事が出来れば今後同じ過ちをしないように気をつける事ができますが、自分が悪いことをしたという自覚がないとあなたはまた同じように人を傷つけます。

精神的DVの加害者にはこの自覚がない事が多く、被害者と自分との関係はうまくいってると信じています。

また、被害者側も加害者による洗脳のせいで自分が被害者だと自覚できていない人がたくさんいます。

加害者であることを自覚していない理由

普通、恋人でも夫婦でも二人は対等な立場にいるはずであり、どちらかが偉いということはありません。

だから言いたいことを言い合い、時には喧嘩もしてお互いの理解を深め合っていきます。

しかし精神的DVの加害者と被害書は対等な関係ではなく服従関係にあります。

夫婦間の精神的DVで夫が加害者だった場合、妻は夫に従うのが当たり前になっています。

夫は妻を支配するために日常的に精神的DVを繰り返していますが、この行為は無意識のうちに行われていることが多く、わざわざ計画して実行されてるわけではありません。

『妻が言うことを聞かないから注意した』『妻に悪いところがあったから教えてあげた』というのが夫の心理です。

本人からしたら当たり前の行動ですよね。妻がこれに対して反抗しないため、夫は悪いことをしたと自覚することができません。

むしろいいことをしてやったと思っているくらいです。

被害者であることを自覚していない理由

妻は夫の精神的DVにより『夫が怒るのは自分に悪いところがあるからだ』と洗脳されていきます。

例えばできたての食事を用意して夫を呼んだ、しかし夫が来るのが遅くて少し冷めてしまった。すると夫は『冷めた料理を出すなんてどういうつもりだ!俺は仕事で疲れてるのに美味い飯も食わせてもらえないのか!』と妻を責めます。

どう考えたって遅く来た夫が悪いです。

しかし妻は『夫がきてからテーブルに出さなかった私が悪い。夫が怒るのは仕方ない』と思ってしまいます。(逆に夫がきてからテーブルに食事を並べても夫は『普通は全部できてから呼ぶだろう!』と怒るんですけどね。)

このように妻は『自分が悪い』と思い込んでいるため夫が言ってることが正しいと信じてしまいます。

正しいことを教えてくれる先生は生徒にとって加害者ではないですよね?それと同じで妻にとって夫は自分の悪いところを教えてくれる存在なので、夫が加害者であるはずはなく、自分も被害者ではないのです。

自覚させるには?

精神的DVの加害者は自分より弱い立場の人の話は聞きません。なので妻が『あなたがやっていることは精神的DVなのよ!』と言っても聞き入れてくれません。

下手をすると『俺が悪いっていうのか!』と怒り妻をさらにいじめる可能性があります。

加害者に自分がやっていることが精神的DVだと自覚させるためには第三者の力を借りるのがオススメです。

この第三者は夫よりも立場が上の人がいいです。あなたがしていることはDVに当てはまるんですよと話してもらいましょう。

加害者は妻の話は聞かなくても他の人の話ならすんなり受け入れる可能性があります。

夫のことを『友達の旦那さん』という設定で話してみるという方法もあります。

『友達の旦那さん、こんなことで怒るんだって』『友達にこんなことを言ったんだって。どう思う?』と自分の態度を客観的に見せるのです。もしかすると自分も同じことをしていると気づいてくれるかもしれません。

また、チェックシートを使って自覚させたという人もいました。これは夫婦できちんと話し合いができないと難しいかもしれませんが、ネットでも精神的DVがどんな行動であるか、加害者にはどんな特徴があるかなどのチェックリストがたくさんあります。

夫の機嫌が良く話し合いができそうな雰囲気であれば使ってみるといいですね。実際にチェックシートで自分の行いに気づき精神科を受診したという人もいます。

被害者にもこのチェックシートが使えます。おそらく自分がされていることがほとんど当てはまるはずです。

被害者は『もしかしてこれってDV?』と思うことがあると思うので確信を得るためにチェックしてみるといいでしょう。

相談をするというのも被害者が精神的DVを自覚するきっかけになります。他の家庭の話を聞き自分の家とは全然違うと気づいたり、『旦那さんがしてることはおかしいよ』と言ってもらうと夫が異常であることがわかると思います。

自分が加害者だと気づくとき

Aさんという方がいました。Aさんは幼い頃から父親の身体的、精神的DVに苦しめられていました。

父に逆らってはいけないというのが暗黙の了解でお母さんもずっとお父さんのDVに耐えていたそうです。

Aさんは『自分が大人になったらこんな親にはならない、父のようなことは絶対しない』と誓いました。

その後、Aさんはお父さんとは真逆のとても穏やかで優しい人と結婚し赤ちゃんを授かりました。

これであたたかい家庭が築けると思ったAさんでしたが、初めての子育てに戸惑うばかりの毎日はだんだんとAさんを追い詰めていきました。そしてうまくいかないことにストレスがたまりAさんは夫に冷たく当たるようになってしまいました。

Aさんはイライラして夫に当たってしまう自分を『まるで父のようだ』と思い、自分も父のようにDVで人を傷つけている、いつか子供にも当たってしまうのではないかと思ったそうです。

このように自分が追い詰められた時に自分が間違ったことをしていると気づく人もいます。自覚がない場合の改善は難しいですが、Aさんのように『これじゃダメだ』と気づくことができると被害の拡大を防ぐことができます。

思い立ったが吉日

自分が加害者かもしれないと気づくことができたら、治療することを考えましょう。

精神的DVは本人に治したいという意思があれば改善することができます。

加害者はストレスを上手に発散できずに一人で抱えてしまうことが多く、行き場のなくなった不安や恐怖がDVという形で外に現れます。

そうならないためには自分が抱えているものを外に吐き出しましょう。友達や家族に愚痴を聞いてもらうだけでも気分が晴れます。

カウンセリングでは自分の気持ちを吐き出すのと同時に、今後自分がどうなっていきたいのか、どうしていきたいのかを明確にすることができます。

精神科でも加害者の症状にあった治療をしてくれ、必要であれば薬も処方してもらえます。

治したいと思ったらすぐに行動に移しましょう!

早く行動した分、あなたは自分の精神的DVから早く解放されます♪

認知行動療法

自分でできる治療法の一つに『認知行動療法』というものがあります。

認知行動療法とは怒りや悲しみなどのマイナスの感情を自分でコントロールできるようになるためのトレーニングです。

紙とペンを用意して

1、その日にあったイライラしたことや辛かった出来事を書きだす
2、その時に自分が感じたことを書き出す
3、その感情が真実かどうかを考える
4、3をした後の気持ちを書きだす

例えば

1、友達にランチに誘われたのに都合が悪くて行けなかった
2、自分も行きたかった、行けなくて悲しい、友達を怒らせた、嫌われた
3、自分の感情は真実なので、友達の感情を考える。友達は本当に怒っているだろうか?ランチに行けなかったくらいで自分のことを嫌いになってしまっただろうか?
4、今回は行けなかったけど、次は絶対に行きたい。友達はこんなことでは怒らない。きっとまた誘ってくれる

これを毎日繰り返すことで怒りや不安などのマイナスの感情が現れた時にもその感情が正しいと決めつけなくなるので、不安や恐怖が和らぎます。

彼氏から連絡がこないと『嫌われたのかも』と自分をどんどん追い詰めていくけど『ごめん寝てた』と連絡が来たら『なーんだ』と思いますよね?

認知行動療法はこの『嫌われたのかも』という感情を『寝てるだけかも』に変えることができます。

そうすると不安やストレスがぐっと少なくなり、周りに当り散らしたりすることがなくなります。

まとめ

精神的DVは加害者も被害者も自分たちが当事者であることに気づいていないことが多いです。

自覚をするためにはまず、どのような行為が精神的DVに当てはまるのかを知ることから始めましょう。

被害者は『もしかしてこれってDV?』と思ったらインターネットや本を使って情報収集をしたり、専門家に相談してみるのもいいですね。

加害者は自分が精神的DVの加害者だということには気づきにくいですが、カッとなって暴言を吐いてしまった時や、つい手をあげてしまった時に『もしかして…』とハッとすることがあります。

その場合も精神的DVの加害者についての情報を集めましょう。自分が加害者であると自覚できれば治療を始めることもできるし、感情をコントロールできるようになるので今後も人を傷つけてしまうのではないかという不安から解放されます。

 

こちらの記事もご覧ください。⇒その恋愛、精神的DVの始まりかも!?見極めるポイントはこの3つ!