言葉のDVの加害者と被害者がお互いに依存してしまう理由と治療のために必要なこと

言葉のDVで悩んでいる人は意外にも加害者に依存している場合が多くあります。

嫌だと思っているはずなのになぜ依存してしまうのでしょうか?

そこには加害者にも被害者にもお互いに依存する理由とハマってしまうとなかなか抜け出せないサイクルがあります。

言葉のDVの治療のためにはこのサイクルから脱出し、依存するのをやめなくてはいけません。

被害者に依存する理由

モラハラやDVをする人は劣等感を持っていて自分に自信がない人が多いです。

加害者はその劣等感を埋めるために自分よりも弱い人間を見つけて攻撃します。

そうすることで自分は優れているという優越感に浸り、劣等感を消そうとするのです。

その攻撃の手段として言葉のDVや暴力が起こるのですが、常に攻撃的でいると被害者は逃げてしまいます。

そのため、加害者はどんなにひどい態度やどんなにひどい言葉を発してもそのあとに優しさを見せてきます。

『俺が悪かった』と謝ったり、泣いているあなたを優しく抱きしめてくれるかもしれません。

私の元夫は決して謝らない人でしたが、理不尽に怒った後は仕事帰りにケーキを買ってきてくれたり、仲直りしようとスキンシップをとったりしてきました。

普通のカップルや夫婦なら可愛い旦那さん♪で済むかもしれませんが、彼の言葉のDVはひどいものだったのでそんなことで許していた自分は相当なお人好しだったと思います。

しかし、このお人好しな行為が加害者を自分に依存させていくのです。

被害者は自分の行いを後悔している(ように見える)彼の姿に『やっと分かってくれたのね』『私のことを愛してるからあんなことを言ったのね』と許してしまいます。

そして許してしまったことにより、また同じように言葉のDVやモラハラに怯える日が訪れます。

この工程が何度も繰り返されていくうちに、被害者は加害者の『劣等感を埋めるための道具』として自ら依存させていくのです。

共依存してしまう人

共依存してしまう人は自己評価が低く世話を焼くことで自分の存在価値を見出そうとします。

モラハラの被害者はこのタイプの人が多く、過去に辛い経験をしたり、恵まれない環境に置かれている彼に対して『この人には私がいないとダメだから』と自ら関わろうとします。

モラハラをする人はこのことを見抜いているので『こいつには何を言っても大丈夫』『こいつは俺に逆らわない』と思い、大切にしてくれることはありません。

彼にどんなにひどい言葉を浴びせられても、そのあと優しい言葉をかけられたら『やっぱりこの人には私が必要なのね』と自分が必要とされていることに喜びを感じて、ますます彼に尽くそうとします。

私はモラハラ彼氏と付き合っていた頃『彼とうまくやっていけるのは私だけ。私なら彼を変えられる』とまで思っていました。

今考えると本当にバカだったなぁと思いますが、このように加害者だけでなく、被害者も依存しているものなのです。

治療への近道は見捨てること

言葉のDVをする人は被害者に対して『何を言っても許される』と思っています。

実際に被害者はどんな暴言にも耐えていつも彼を許しています。

その関係が続く限り、彼の言葉のDVが改善されることはありません。

言葉のDVの治療として精神科で診てもらったりカウンセリングに通ったりする方法があります。

しかしそれは加害者本人に『治したい』という意志がある場合です。

モラハラや言葉のDVをする人は自分が悪いことをしていると思っていないケースも多く、すすんで治療に励んでくれる人はなかなかいません。

被害者が『嫌だ』『悲しい』という意思を伝えなければ彼は一生自分の行いを正しいと思って生きていきます。

しかし、何をしても、どんなことを言っても許してくれるはずのあなたが彼に対し毅然とした態度で向き合えば、彼はきっと今までと違う空気を感じるはずです。

まずは自分が彼より弱い立場にいるのではなく対等な存在であることを示してください。

そして嫌なことにははっきり『NO!』と言いましょう。

あなたが彼に依存するのをやめ、時には彼を見捨てることが一番の治療法です。

結婚も離婚も幸せなこと

今は昔に比べて離婚率も高くなっていて、実際に私の周りにも離婚経験者やシングルマザーも多くいます。そして私も離婚経験者です。

当たり前ですが、離婚した人たちは最初から離婚するつもりで結婚したわけではありません。

何があってもこの人と一生を共にする覚悟で結婚したはずです。

この覚悟はとても立派で大切なことだと思いますが、それが重荷になっていることはありませんか?

私は現在は再婚をしてとても穏やかな毎日を送っています。

結婚も離婚も経験して分かったことはどちらも幸せな選択だったということです。

離婚に対してあまりいいイメージを持っていなかったけど、離婚をして私は元夫といた頃より自由で幸せな時間を手に入れました。

モラハラに怯えたり言葉のDVに悩むことがなくなりました。

これを読んでくださっている人の中には配偶者からの言葉のDVに悩んでいる方もいるかもしれません。

離婚をすすめるわけではありませんが『離婚してはいけない』という考えから離れてみることも現状を変えるためには必要かもしれません。

まとめ

依存とはどちらか一方がしているわけではなく、被害者も加害者もお互いにしている場合が多いです。

劣等感を消したい加害者と必要とされたい被害者がこのままの関係を続ける限り状況が変わることはありません。

言葉のDVから逃げるためにはあなたが彼と同じ土俵に上がらなくてはいけません。

そして彼の言葉や態度で傷ついてること、悲しんでいることを伝えてください。

謝ってくれたからといって何度も許していては同じことの繰り返しです。

治療するために、まずはあなたが彼に依存するのをやめましょう。

勇気を出して見捨てることで彼も自分の態度を改めるはずです。

 

こちらもご覧ください⇒言葉のDVは治療できる?その方法とは?