モラハラ彼氏の特徴。言葉のDVに要注意

モラハラにはいくつかの特徴がありますが、その一つに『言葉のDV』があります。

モラハラ彼氏は言葉で相手を追い詰め、支配しようとします。

私は以前付き合っていた彼氏から言葉のDVを受けていました。

何をするにも否定され、些細なことで怒られ、毎日脅えながら暮らしていました。

モラハラ彼氏の特徴

・きっかけが分からない

モラハラ彼氏は普通の人では理解できないような小さなきっかけで不機嫌になります。彼女にはそれが一体なんなのか分からないので、突然怒り出した彼に戸惑うばかりです。

『どうしたの?』と聞いても無視されたり、理由を教えてもらえなかったりするので自分が何かしてしまったのではないかと不安になります。

モラハラのスイッチがどこにあるのか、何がきっかけでそのスイッチが入るのか分からないので、彼女は毎日ビクビクしながら生活しなくてはいけません。

・周りの目を気にする

モラハラは2人だけの空間で起こります。2人きりの時は、何か気に入らないことがあればニコリともせず、話しかけても無視されるか一言で流されるか、はたまた八つ当たりをされるかですが、そこに第三者が加わると事態は一変します。

さっきまでの不機嫌なそぶりは一切見せず、にこやかに楽しそうに喋り始めます。八つ当たりをしていた私にも何事もなかったかのように笑顔で話しかけてくるのでどう対応したらいいのか困るくらいです。

このようにモラハラ彼氏は周りから自分がどう見られるかを気にするので、2人きりの時以外は理想的な彼氏を演じます。なのでモラハラ彼氏は周りから優しくて気遣いのできる理想の彼氏として見られることが多いです。

・自分の非は認めない

モラハラ彼氏はどんなに自分が悪かったとしても絶対に謝ることはありません。仕事においてもプライベートにおいてもトラブルやミスは全て誰かのせいにします。

もし相手のせいにする明確な理由がなくても『あの時お前はこんなミスをしたから今回もそうに違いない』と過去の関係ない話を持ち出し、無理やりつなげてきます。そして『だから俺は悪くない』という結論を出し、トラブルの原因を作った相手を責めるのです。

・嘘をつく

モラハラ彼氏の嘘は日常茶飯事です。特に自分がイライラしてる時などはその原因を相手に押し付けるために平気で嘘をつきます。

私も身に覚えのないことで『お前のせいでこうなった』と何度も責められました。また外面がいいので、周りから良く見られるための嘘もつきます。家の掃除は俺がしている、嫁のためにこんなことをしてやったなど。そして彼の株はまた上がるのです。

・暴力は伴わない

これが一番の特徴ではないでしょうか。モラハラ彼氏は言葉のDVや物を雑に扱ったり大きな音を出したりして相手に威圧感や恐怖心を与えますが、暴力を振るうことはありません。周りからいい彼氏だと思われていたいので彼女に痣を作るようなミスもしません。

モラハラ彼氏の目的は身体的な傷を負わせることではなく、精神的に追い詰めて相手を支配することです。

・責任転換が上手い

生きていると毎日色々な選択に迫られます。そんな時モラハラ彼氏は『お前はどっちがいい?』と彼女に意見を求めます。

彼女は日々のモラハラの中で彼が望む答えを言えるように調教されています。答るのに戸惑ったり、彼の望む答えが言えなければ即座にモラハラが始まるので彼女にモタモタしてるヒマはありません。

モラハラ彼氏は彼女の意見を求めているようで、実は自分の意見を代弁させているのです。そして、もしその選択が良くない結果につながってしまった時は『お前がこっちを選んだのに!』と彼女のせいにするのです。

・何をするにも自分中心

モラハラ彼氏には『寄り添う』ということができません。自分がやりたいと思ったことがあれば彼女の予定なんて関係なしに連れ回します。

疲れた顔をすれば『せっかく連れてきてやったのにその態度はなんだ!』と怒られるので彼女はいつも楽しくしていなくてはいけません。

・言葉で追い詰める

モラハラ彼氏は相手の言われたくないことをこれでもかというくらい攻めてきます。 『お前は本当に料理が下手だな』『そんなことも分からないのか』『こんな馬鹿な女、他にいない』など相手が傷つくことを平気で言います。

反抗しようものならさらにひどいモラハラが始まるので彼女はただ耐えるしかありません。

そうして毎日繰り返される彼の言葉のDVによって自分はダメな彼女なんだと思い込み、自分に自信が持てなくなります。

・時々優しい

モラハラ彼氏も24時間365日不機嫌なわけではありません。機嫌がいい時は彼女にプレゼントをしたり、優しい言葉をかけてくれたりします。

そうすると彼女は『やっぱり彼はいい人なんだ、機嫌が悪くなってしまうのは至らない私のせいなんだ』とこれまでの彼のひどい態度や言葉のDVをなかったことにしてしまうのです。

でもそんな時間はあっという間に過ぎ去ります。ほんのちょっとのきっかけでまた彼のモラハラが始まるので、その度に彼女は『また私が怒らせてしまった』と自分を責めてしまいます。

目には見えない言葉のDV

上記にもあるように、モラハラで身体的な傷を負うことは滅多にありません。モラハラ彼氏の武器は言葉です。言葉で相手の心に傷をつけるのです。

彼のモラハラが始まると私は自分の名前すら呼んでもらえませんでした。『おまえ』は当たり前。ひどい時は『てめえ』と罵られました。両親が一生懸命考えてつけてくれた名前なのにてめえなんて言われたらとても悲しいです。

『お前はダメなやつだ』『お前のせいでこうなった』という言葉も文字で見れば大したことないかもしれません。でもモラハラ彼氏がこういう言葉を発するときは必ずイライラした態度でものすごく重い空気の中で言います。逃げられない威圧的な空間の中でこんな言葉を繰り返し言われたら心はいつも緊張状態でいつかボロボロになってしまいます。

言葉のDVには相手のミスを責めたり相手の欠点を攻撃したりするものから、『ぶっ殺すぞ』『これで終わったと思うなよ』など相手を脅すようなものがあるのも特徴の一つです。実際に手をあげられることはなかったとしても、こんなことを言われたら本当にボコボコにされてしまうかもしれないという恐怖を感じます。

しかし、このような言葉のDVでできた心の傷は誰にも見ることができません。誰かに相談しても証拠がないのでどんなに必死に被害を訴えても 『本当に?考えすぎじゃない?』なんて軽くあしらわれてしまうこともあります。そうしてなかなか周りに気づいてもらえず、1人で抱えてしまうのです。

精神的ダメージは体も蝕む

言葉のDVによって心にできた傷は見えないので治療することができません。治すことができないのでその傷はモラハラが起こる度に蓄積されていきます。

チリも積もれ山となるという言葉通り、その傷はいつの間にか大きな問題になり、彼がいないところでも彼に怯えるようになってしまいます。次のデートでまた怒らせてしまったらどうしよう。こんな提案したいんだけどまた不機嫌になってしまったらどうしよう。と悩んだり、彼に言われた言葉を思い出して私はダメな彼女だ、もっとしっかりしなくてはと自分を責めたりして常に不安や自己嫌悪に陥ってしまいます。

いつもいつも悩んでいる状態が続けば食欲がなくなったり、夜眠れなくなったりだんだんと自分の生活にも変化が現れ始め、そのうちストレスから頭痛や吐き気などの体調不良も引き起こしてしまいます。そしてなにより、自分から笑顔が消えてしまうのです。

私は彼のモラハラが原因で過呼吸を起こし倒れたことがあります。その場に彼はいませんでしたが、うまく呼吸ができなくて苦しむ中で聞こえてくるのは彼の言葉のDVの数々でした。その時やっと自分が彼のせいでどれだけ苦しんでいるのか気づくことができました。

モラハラの後遺症

モラハラの被害者は常に彼を優先に考え、彼に怒られないようにするためにいつも彼の顔色を伺って生活しています。またモラハラが始まると一刻も早くその空間から逃れたいがために自分が悪くなくても謝るという癖がついてしまいます。

モラハラの被害者はモラハラから解放されたとしてもこの習慣を簡単に変えることはできません。常に周りの人の顔色を伺ったり、自分の意見が素直に言えなかったり、ケンカに発展しないために気まずい空気になるとすぐに謝ってしまったり、モラハラ彼氏にしていたことを他の人にもしてしまうのです。

だいぶ改善されてきましたが、私は今でも人に意見を言うのが苦手です。こんなこと言ったら怒るんじゃないだろうか、もしかしたら私が悪いと言われるんじゃないだろうかと発言をためらってしまう時があります。

モラハラに負けないために

私が自分でモラハラの被害にあっていたと気付いたのは大きな問題が起きて周りから『それってモラハラじゃないの?』と言われた時です。それまではモラハラなんていう言葉の意味も分かっていなかったし、彼の性格も他の人よりちょっと難しいんだくらいにしか思っていませんでした。

試しにモラハラという言葉を調べてみると、彼に当てはまることが多くて驚きました。そこで初めて自分が被害者だったことに気づきました。
もっと早くモラハラという言葉を知っていたら私はこんなに長い間苦しんでいなかったと思います。

だからまず、モラハラに負けないためには自分の現状を把握することが大切です。そして自分がモラハラに当てはまっているのならすぐに自分を責めるのをやめることです。

モラハラの特徴にもあるように、モラハラ彼氏は不都合なことが起こると全て人のせいにします。それを全て間に受けていたら自分がもちません。なので彼の発言を聞いてるふりして聞き流し、深く考えないことも大切です。

また彼の機嫌が良ければモラハラは起こらないので常に彼を優位に立たせておくということも被害を防ぐためには効果があると思います。

しかし私はモラハラに気づいたらいつもいつも彼に合わせて彼のご機嫌を取っている自分がなんだかバカらしくなってしまいました。もちろん彼の機嫌を損ねれば言葉のDVを受けるのでそれを避けようする気持ちはわかります。しかしそのままで現状が良くなることはありません。自分の意思を強く持ち、彼に何か言われたとき、きちんと自分の意見を伝えることも今後の生活を変えていく上で重要なことだと思います。

もしかすると自分の言うことを聞かなくなった彼女を彼は捨てるかもしれません。たとえモラハラ彼氏だったとしても好きになった相手と別れるのは辛いです。だけど、その寂しさはあっという間に消え去ります。なぜなら、モラハラから解放されるととても自由で毎日が楽しくなるから。だからもし別れることになっても悲しむことはないし、むしろ私は別れるという選択をすることが一番の解決策ではないかと思っています。

まとめ

上記にあげた特徴に一つでも当てはまるものがあれば一度彼氏を客観的に見てみてください。

モラハラは意外と近くでおこっています。私のように気づかないうちに自分が被害者になっている場合もあります。

冷たい言葉を吐かれても『ちょっと機嫌が悪いだけ』『いつもは優しいから大丈夫』と軽く捉えているとモラハラはどんどんエスカレートしていきます。

言葉のDVは自分以外の誰かが気づいて助けてくれるものではないし、好きだからと我慢していては一生ビクビクしながら生きていくことになります。

モラハラに気づいたらすぐに誰かに相談したり、彼氏と距離を置いたりして冷静になる時間を作ってください。彼が怒っているのは本当に自分のせいなのか、彼が言うように本当に自分はダメな人間なのか、自分のことも客観的に見てあげてください。きっと自分が我慢ばかりしていることに気づくと思います。