言葉のDVをする人の心理と原因

モラハラの一つである言葉のDV。それには相手にひどいことを言うだけでなく、何か起こった時にそれを全て人のせいにするという特徴があります。

理不尽な理由で責められたり怒られたりするのはとても悲しいですよね。

言葉のDVをする人の心理や、そうなってしまったのにはどのような原因が考えられるでしょうか。

大きな影響を与える過去の出来事

モラハラや言葉のDVをする人は過去に辛いことがあったり、愛情を与えてもらえなかった人が多いようです。

子どもの頃に虐待をされていたり親がネグレクトだったり、学校に行かせてもらえず人付き合いが苦手で孤立してしまっていたなどが原因と考えられています。

モラハラが酷かった私の元彼氏も家庭環境が複雑で家庭でも学校でもかなり辛い思いをしたらしく、彼から楽しかった思い出を聞いたことはありません。

幼い頃に虐待を受けて育ってきた人は、同じように虐待をしてしまう確率が高いと言われています。

言葉のDVも同じで、加害者はひどい言葉や人格否定をされることが当たり前という感覚に陥ってしまうので自分も同じことをしてしまうのです。

また過保護な親に育てられた人にも要注意です。自分が原因で何かトラブルが起こっても、いつも誰かが解決してくれていたので大人になっても『自分は悪くない』と責任を他の人に押し付けたり、子どもが『先生に言っちゃうから!』と上の人を味方につけるような幼稚な行動に出たりもします。

自信がない人が多い

意外に思われるかもしれませんが、モラハラや言葉のDVをする人は自分に自信がない人が多くいます。

その証拠に言葉のDVをする人は自分より強い人の前ではにこやかにハイハイと何でもいうことを聞きますが、その人がいなくなった瞬間これでもかというくらい悪口を言ったり、そのストレスを自分より弱い相手にぶつけたりします。

言葉のDVをする人は自分が負けるなんて絶対にありえないので、かなわない相手には立ち向かわないという心理が勝手に働きます。

また、先ほども書いたように愛情不足で育ったため、かまってほしい、理解してほしいという気持ちが強い口調となって表れている場合もあります。

加害者は気づいていませんが、過去の辛い経験のせいで無意識のうちに自分が偉くてみんなの中心にいる世界を作ろうとしています。

そのため自分より弱い立場の人に対してひどい言葉を吐き、追い詰めて自分が絶対だということを証明するのです。

誰でも加害者になりうる

言葉のDVをしてしまう原因として、ストレスが関係している場合もあります。

生きている限り人は毎日多少なりともストレスにさらされています。社会人になれば組織の中の一人として会社に振り回されることも多くなります。

そんなイライラから周りに対して八つ当たりをしてしまったり、誰かをターゲットにしてその人を攻撃することでストレスを解消しようとしたり、いけないと分かっていてもついやってしまうこともあるかと思います。

その行いが悪いと気づければいいのですが、気づかないままそんな状態が続くといつしか口から出てくる言葉は相手を否定するような攻撃的な言葉ばかりになってしまいます。

幼い頃に『自分がされて嫌なことは人にもしてはいけない』と教わった人も多いと思います。

言葉も同じです。日頃自分が発している言葉が相手をどんな気持ちにさせているか改めて考える時間を作ってみてはいかがでしょうか?

加害者にならないためには、もし悪口を言ってしまったりひどい言葉をぶつけてしまったとしても、そこで悪かったと気づき、素直に謝ったり謝罪の気持ちを行動で表したりすることが大切です。

まとめ

当たり前ですが、言葉のDVをしてしまう人は自らが望んでそうなったわけではありません。

はっきりした原因はなくても、幼い頃にいた環境や周りの大人に言われた言葉、過去の失敗や挫折、そういうものが重なって加害者となっていくのです。

もし周りに言葉で人を支配しようとする人がいるなら、もしかしたらその人は過去に辛い経験をしたのかもしれません。

原因や心理が分かると相手の見方も少しは変わってくるかもしれませんが、だからと言って同情から何でも言うことを聞いてしまうと自分が被害から抜け出すことはできません。

例え相手がどんなに辛い人生を送ってきたとしても従う必要はないのです。

 

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