言葉のDVは立派な暴力。専門機関やカウンセリングで相談しよう!

言葉のDVで悩んでいる人はたくさんいます。私もその中の一人でした。

当時は何を言われても我慢することが当たり前で、彼の発言を誰かに相談することはありませんでした。

しかし、言葉のDVは保護されるべき被害に当てはまります。

身近なところにも相談できる機関があるので、被害者はそれらを知っておく必要があります。

また、あまり大げさにしたくない場合はまずはカウンセリングを受けて自分の気持ちを吐き出してみるのもいいかもしれません。

暴力にあたる被害とは

暴力には様々な種類があり、大きく分けるとこの4つに分類されます。

①身体的な暴力
殴る、蹴る、突き飛ばす、熱湯をかけるなど跡が残ったり、誰から見ても暴力だと分かる行為。

②心理的攻撃
大声で怒鳴る、罵しる、無視する、人格否定をする、責任を押し付ける、物にあたるなど精神的に追い詰める行為。
言葉のDVはこの精神的攻撃にあたります。

以前身体的な暴力を受けていて、現在は暴力を受けていなかったとしても、暴力を受けていたときの恐怖が消えず、情緒不安定になったり、PTSD(心的外傷後ストレス障害)になったりするなど、心の健康を害してしまうケースもあります。

③経済的圧迫
生活費を渡さない、いつもパートナーにお金を払わせる、借りたお金を返さないなどお金に関して絶対に自分が損しないようにする。

④性的強要
無理やり性的な行為を強要する、避妊に協力しない、中絶を強いるなど相手の気持ちを無視した身勝手な行為。

身近な機関に相談を

上記にあげたような被害にあっていても「相談するほどのことではない」「自分にも悪いところがある」「自分さえ我慢すればいい」などと考えて、誰にも相談できずにいる女性は多くいます。

また、子供がいたり、経済的な不安から配偶者と別れるという選択ができない被害者もたくさんいます。

しかし、どんな関係においても、どんな理由があっても暴力は許されることではありませんし、一人で抱えていくには重すぎる問題です。

特に言葉のDVは証拠がないために『どうせ信じてもらえない』と相談できずにいる人も多いですが、言葉のDVも立派な暴力ですので、ためらわずに助けを求めるべきです。

警察の相談窓口でも受け付けてくれますが、あまり大げさにしたくないのであれば住んでいる地域の相談窓口を利用することもできます。

市役所に相談窓口があったり、定期的にカウンセラーが来て無料で相談できる場所を設けている地域もあります。

また、配偶者暴力支援センターや福祉事務所、女性センター、民間シェルターなども相談窓口があったり、サポートをしてくれたりします。

こんな支援が受けられます

相談機関には専門の相談員がいて悩みを聞いてくれます。そして一緒に問題点を考えてくれたり、必要に応じて専門の支援機関につなげるなど、解決するための支援をしてくれます。

実際にはどのような支援をしてくれるのでしょうか?

一時保護

加害者から逃れたくて家を出たいと思っていても、身を寄せる場所がなかった場合に、婦人相談所などで一時的に保護してくれます。
一時保護の間に、自分が今後どうしたいのか、話を聞きながら保護の後の生活に関する支援の相談もすることができます。

 保護命令

加害者に対し、被害者に近寄らないことなどを命じる決定です。
被害者の申立てにより、裁判所が決定します。

資金の貸付

経済的に自立して安定した生活を送ることを目的に資金を貸し付ける母子福祉資金や、医療保険の一部を負担してくれるひとり親家庭等医療費助成、収入の少ない世帯などに就学等にかかる資金を貸付ける生活福祉資金などの制度があります。

 生活保護

困窮の程度に応じて保護を行い、最低限度の生活を保障してくれます。
保護基準により計算された最低生活費よりも収入が下回る場合に、その不足分について保護してくれる制度です。
同時に職業紹介や職業訓練、公営住宅などの情報提供を行い自立を支援してくれます。

カウンセリングを受ける効果

カウンセリングとはプロのカウンセラーが相談に乗ってくれることです。

言葉のDVで悩んでいるけど相談できる人がいない場合や、誰かに助けを求めるほどではないという場合は、カウンセリングを受けてみるのもオススメです。

私は実際に自分が悩んでいた時、周りから自分の好きな人を『ひどい男だね』と言われるのが嫌で、彼の実態を友達や家族には話せませんでした。

でも自分の中で限界を感じた時、カウンセリングを受けてみたのです。

その時のカウンセラーはとても優しい人で、周りには言いづらかった彼の実態も素直に吐き出すことができました。

自分を責めることの多かった私ですが、自分は悪くないと思えることもできました。

カウンセリングを受けることによってネガティブな気持ちの解消と失った自信の回復が期待できます。

人は問題の大小に関わらず、自分の気持ちを吐き出すとそれだけで心が軽くなったり前向きになれたりしますよね。

カウンセリングを受けるだけでは保護してもらったり、サポートを受けられたりということはありませんが、この問題に対して自分は本当はどう思っているのか、今後自分がどうしていきたいのかなど、自分と向き合い考えることができるはずです。

自分が相談されたら

言葉のDVや彼からのモラハラに悩んでいる女性はたくさんいます。

もしかしたら身近な人から相談されることもあるかもしれません。

このような話は相談する側にも恥ずかしい思いがあったり、言葉にできない辛さがあったり、人に伝えるには勇気のいる内容です。

なのでまずは『よく話してくれたね』という姿勢で最後までじっくり聞いてあげてください。

また、被害者はかなり追い詰められた状態で相談しています。

今まで一人で耐えてきた被害者に対し『別れればいいのに』『あなたも悪いんじゃない?』というような更に追い詰めるような発言をしてはいけません。

せっかく相談してくれたのだから助けてあげたいと思っても自分ではどうすることもできないこともあります。

その場合は被害にあっている友達に専門機関に相談することもすすめてあげましょう。

一緒に相談窓口を探したり解決策を考えてくれたら被害者はとても心強いと思います。

 まとめ

言葉のDVは傷を負うわけではないので誰にも相談せずに我慢してしまいがちです。

ですが、精神的なダメージは放っておけば、体調不良を起こしたり、生きることが辛くなったりと、どんどん大きな問題に発展していきます。

自分が少しでも辛いと感じるなら遠慮せずに友達や家族に話を聞いてもらいましょう。

吐き出すだけで気持ちが軽くなったり、頑張ろうと意欲的になれたりします。

しかし、言葉のDVは立派な暴力なので専門の人でないと解決できないケースも多くあります。

身近なところにも相談窓口やサポートしてくれる機関があるので、一度勇気を出して利用してみてください。