姑関係の離婚理由。慰謝料が請求できるケースとは?

夫(妻)のことは大好きだけど、その親のことはどうしても好きになれないということ、ありますよね。

特にお姑さんはお嫁さんにとって怖い存在で、上手に付き合っていくためにはかなりの気を遣いますし、お嫁さんがいくらお姑さんと仲良くやっていこうと思っても一切歩み寄ろうとせず、いじめと言っても過言ではないような態度で接する姑がいます。

このような状況は円満な結婚生活を続けていく上で大きな障害となり、あまりにひどい場合は離婚の原因になります。

姑の態度が離婚理由だった場合、姑に対して慰謝料を請求することができますが、そのためには夫婦関係が破綻した原因が姑にあるということが条件になってきます。

姑が嫌いになったきっかけ

  • 料理の味付けに対して文句を言う。中にはわざわざ同じものを作り直す姑も!
  • 夫婦の問題に口出しをしてすべて自分で決めようとする(家の間取り、インテリアなど)
  • 嫁(婿)の悪口を親戚に言いふらす
  • 自分の価値観を押し付け『こういうものだから』と夫婦の意見を聞かない
  • 『孫はまだか』と催促する
  • 孫が言うことを聞かなかった時『躾がなっていない』と嫁を責める
  • 会うたびに嫌味を言う
  • 自分の話ばかりしてうんざりする
  • 歩み寄る気が全くない
  • 暴力を振るう など

単品で見れば大したことないような出来事でも、頻繁に繰り返されたら嫌ですし、お嫁さんは言い返せない立場なのでストレスがたまります。

娘を出産したお嫁さんに対し『男の子じゃなきゃ意味がない』『次は男の子じゃないと許さない』と冷たく言い放ったり、『何で息子はあんたみたいな嫁をもらったんだろう』『あんたに問題があるから子供ができないんじゃないの?』と心ない言葉をお嫁さんに言うお姑さんもいます。

断れないのをいいことにお金を請求されたというお嫁さんもいます。

これでは嫌いになって当たり前ですよね。同居なんて耐えられないでしょうし、別居だったとしても会うたびにこんなことを言われていては精神的に病んでしまいます。

夫も妻の母親に困っている

姑との確執と聞くと相手はお嫁さんを想像する人が多いと思いますが、姑との関係で悩んでいるのはお嫁さんだけではありません。

妻の母親から嫌味を言われ、辛い思いをしている夫もたくさんいます。

女性は言葉で相手を追い詰めるのが上手で、男性のプライドを傷つけるような言葉を平気で浴びせます。⇒妻のモラハラが恐い!夫を苦しめるモラハラ妻の特徴。もしかして…と思ったら要注意。

『あんたの稼ぎが悪いせいで娘は苦労している』『娘ばっかり頑張っていてあんたは何もしていない』とお婿さんを悪者のように扱ったり、夫婦喧嘩をした際にはろくに理由も聞かないまま『あんたが悪い!謝れ!』とお婿さんを責めるお姑さんもいます。

中には自分の娘が浮気をしたことで離婚の騒ぎになったのに『あんたがロクでもない男なのが悪い』とお婿さんに責任を押し付けたもいるというから驚きです。

その背景には妻が夫に対する愚痴を母親にこぼしていることも考えられますが、だからと言って自分の娘を叱ることができないのは母親としてあるべき姿ではないですよね。

夫も妻同様、姑にはなかなか意見できないものです。言われたことをすべて受け止めているとやがて心がボロボロになっていきます。

慰謝料請求が認められる条件

姑とトラブルがあっても配偶者があなたの味方をして姑にきつく注意してくれたり、別居したりすればまだ改善の余地はあるかもしれませんが、嫁姑問題を面倒臭がって逃げ回る頼りない夫はたくさんいますし、姑と一緒になって夫の悪口を言いまくる妻もたくさんいます。

姑との関係を自分だけで解決するのは困難です。配偶者の協力が得られないために離婚してしまう夫婦はたくさんいます。

この時、義両親との関係改善のために全く協力てくれない配偶者には慰謝料を請求することができます。⇒相手の親とうまくいかないのは離婚理由になる?原因は配偶者にもあり!

では、姑に対して慰謝料を請求することはできるのでしょうか?

答えはイエスです。しかし慰謝料が認められるためには条件があります。

それは『姑が夫婦関係の悪化に明らかに関与していること』です。

姑からの嫌がらせがあっても夫が味方をしてくれていたり、夫婦関係が悪化していない場合は慰謝料請求は難しいかもしれませんが、夫婦が姑も交えて仲良くやっていこうと努力しているのに姑がお嫁さんを無理やり追い出そうとしたり、夫婦で過ごす時間を妨害したり、夫婦関係が悪くなるようにわざと仕向けたりするなどの行為は不法行為に該当するので慰謝料請求が認められるでしょう。

また、姑からのいじめによってうつ病になってしまった、精神を病んでしまったという場合には精神的DVになり、行き過ぎた言葉や行動は侮辱罪や脅迫罪に該当する可能性もあります。

その場合は離婚とは関係なしに『精神的DVに対する慰謝料』として請求できるかもしれません。⇒離婚理由の上位に入る精神的DV。証拠を集めて慰謝料を請求しよう!

姑が原因で離婚すると後悔しやすい

離婚が成立するとひと段落した安心感ややっと手に入れた自由に喜びを感じる人も多いと思います。

離婚成立までに時間がかかった場合は特にそうだと思います。

しかし、最初はよかったと思っていた離婚でもだんだんと一人の時間を寂しく感じたり、思っていた以上に生活が苦しかったりすると本当に離婚してよかったのかと疑問を抱いたり、離婚した後に相手の大切さに気づくこともあります。

離婚の原因が配偶者にあり『こんな奴、一生許さない!』と思っている場合は後悔なんてしないでしょうが、姑が原因の場合は配偶者を嫌いになったわけではないので、離婚したことを後悔しやすくなります。

離婚した相手と再婚することもできますが、姑が原因の場合は再婚してもまた同じように辛い思いをすることが分かっていますし、嫁(婿)をいじめていた姑が再婚を許してくれるわけがありません。

そのため復縁するのもかなり難しいでしょう。

姑からの嫌がらせに耐えている時は離婚することばかり考えてしまいますが、実際に離婚が成立してから後悔する可能性が高いことを忘れないでください。

まとめ

できることなら義両親とうまくやっていきたいと思っている人がほとんどだと思いますが、こちらがそう思っていても義両親がそう思っているとは限りません。

特に姑からの嫌がらせは陰湿で嫁(婿)を精神的に追い詰めていきます。

言葉だけでは飽き足らず暑いお味噌汁をかけられた、暴力を振るわれたという人もいます。

そのため夫婦仲がよかったとしても姑が原因で離婚してしまう夫婦がいるのです。

離婚理由が姑の嫌がらせの場合は、姑に対して慰謝料を請求することができますが、その場合は単なる嫌がらせではなく不法行為としての嫌がらせである必要があります。

姑が夫婦仲を邪魔するような場合にはその証拠を集めて訴えましょう。

 

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