嫌いになっただけでは離婚理由にならない。3年間の別居で離婚成立!?

新婚当初は楽しくても、一緒に生活する時間が長くなると、だんだんと相手に対して不満を抱くようになります。

その不満のほとんどが一緒に暮らす前には全然気にならなかったようなほんの些細なことです。

ほんの些細なことですが、これが毎日のように繰り返されると、だんだんと相手に対する愛情を失っていき、最終的に離婚したいと思うほど嫌いになってしまいます。

浮気やギャンブルなど、離婚理由として決定的な出来事があれば離婚を成立させるのはそんなに難しくはありませんが、愛情がなくなった、嫌いになったという理由は残念ながら離婚理由として成立しません。

では、嫌いになった場合、どのようにすればスムーズに離婚することができるでしょうか。

こんな行動が許せない!

そもそも夫婦がお互いに抱いている相手への不満にはどのようなものがあるのでしょうか。

妻が抱く夫への不満

1位 使ったものを片付けない
2位 家事を手伝わない
3位 無駄遣いが多い
4位 育児を手伝わない
5位 いびきがうるさい
6位 電気をつけっぱなしにする
7位 休日に家族サービスをしない
8位 人前でおならをする
9位 食事の食べ方が汚い
10位 仕事からの帰りが遅い

夫が抱く妻への不満

1位 照明をこまめに消さない
2位 モノを出しっぱなしにして片付けない
3位 衣服を脱ぎっぱなしにする
4位 ドアを開けっぱなしにする
5位 モノをやたら買いだめする
6位 靴など履物を揃えておかない
7位 便器についた(目立つ)汚れを放置する
8位 ゴミをゴミ箱にきちんと捨てない
9位 ゴミをきちんと分別しない
10位 靴下・ストッキングを丸めたまま洗濯機に入れる

不満ランキングからわかる妻の負担

上記にあげた不満ランキングを見ると、夫が妻に抱く不満は妻が夫に抱く不満に比べて内容が細かいことが分かります。

ゴミをゴミ箱に捨てない、ドアを開けっ放しにするなど、何度注意しても治らない人もいますが、これはかなり個人的な問題です。

それに比べて妻が夫に抱く不満は『家族として』『夫婦として』考えなくてはいけない問題が多く含まれています。

特に家事や育児を手伝わないというのは妻にとって大きな負担となっているようです。

子供の面倒を見ながら料理をすることは決して楽なことではありません。

夫が仕事に行っている間に妻は子供とただ楽しく遊んでいるわけではなく、育児という無償の仕事をしているのです。

帰宅した途端『ちょっと手伝って』と妻に頼まれ、『ちょっと待って』『少しゆっくりさせて』と返事をしたことのある男性は多いと思います。

それは一生懸命仕事をしてきて疲れているからです。

ですが、それは妻も同じなのです。夫がゆっくりしたいと思うように妻も疲れているからゆっくりしたいと思っているのです。

それなのに夫だけがソファーに座ってスマホをいじってくつろいでいる…この光景、男性が思っている何百倍も妻を怒らせているんです。

実際に夫が家事や育児を手伝わないことが原因で離婚する夫婦は多いので、妻の負担を理解してくれる夫がもっと増えたら嬉しいですね。⇒育児をしない旦那に妻が激怒!これは離婚理由になる?

嫌いになっただけでは離婚できない

たった今、妻が抱く不満について書きましたが、もちろん夫が抱く不満だって蓄積されれば離婚したいと思うほど相手を嫌いになる原因になってしまいます。

綺麗好きの夫であればトイレや部屋が汚れていても平気な人と生活するのは大きなストレスになります。

『そんなことで!?』と他人には理解されなくても『どうしても我慢できない』ということもあります。

ですが、お互いが離婚に納得している場合を除き、嫌いになったというだけでは離婚することはできません。

離婚するには離婚に至った原因を正当な離婚理由として認めてもらう必要があるのです。

  • 浮気・不倫(不貞行為)
  • 悪意の遺棄
  • 3年以上の生死不明
  • 配偶者が強度の精神病にかかり,回復の見込みがないこと
  • その他婚姻を継続し難い重大な事由

離婚に至った原因がこれらのどれか一つに当てはまれば離婚理由として成立します。

見て分かる通り、『嫌いになった』という離婚理由はありませんが、どれかに当てはめるとすれば『婚姻を継続し難い重大な事由』です。

家事や育児を手伝わないなどは悪意の遺棄や婚姻を継続し難い重大な事由として認められやすいですが、ゴミを捨てない、電気を消さないなどは離婚に至るほどの問題ではないと考える人がほとんどです。

この場合に訴えなくてはいけないのは『どれだけ嫌いか』ではなく『どうして夫婦関係が破綻したのか』ということです。

何度注意してもゴミを捨てない妻と離婚したいなら『部屋が汚くて具合が悪くなった』『ひどい環境のせいでゆっくり休むことができず仕事に支障をきたす』

証明をつけっぱなしにするなら『電気代がかかりすぎて生活が苦しい』『つけっぱなしのせいでぐっすり眠れない』など『このまま一緒にいても幸せな結婚生活を送ることは困難です』ということを訴えるようにします。

別居期間を設ければ離婚しやすくなる

正当な離婚理由がなくても、お互いに納得しているのであれば離婚することは可能です。

ですが、どちらか一方が離婚を拒否している場合は『嫌いになった』というだけでは離婚できません。

そのために夫婦関係が破綻したことを訴えると言いましたが、それでもどうしても離婚に応じない人もいます。

『愛情があるから』『離婚後の生活が不安だから』など人によって理由は様々ですが、簡単に納得してくれる人は少ないです。

そのような場合は別居期間を設けると離婚しやすくなります。

別居期間は最低でも3年間は設けましょう。長ければ長い方がよりいいです。

夫婦には同居の義務がありますので、長い間別居していれば夫婦として成立していないと言っても過言ではありませんし、3年の間に相手が折れるかもしれません。

別居中は婚姻費用を収入が多い方に請求できるので、あまりお金がなくても家を出て行くことはできます。

しかし、婚姻費用をもらって生活していては結局は相手に養ってもらっていることになるので、本当に離婚したいのであれば、生活できるだけの収入が得られる仕事を探したり、子供がいる場合は預かってくれるところを探したりして、自立を目指しましょう。

夫側が離婚のために別居する場合も同じで、今まで妻にやってもらっていた掃除や洗濯なども一人でこなし、『一人でも生きていける』『どうしても離婚したい』と言う本気が相手に伝わるようにしましょう。

そしてやっぱり一番頼りになるのは弁護士さんです。

費用はかかりますが、早く決着をつけたいのであれば弁護士さんに依頼してサポートしてもらうのが一番安心だと思います。⇒その離婚理由で大丈夫?離婚を有利にする方法。

まとめ

せっかく結婚したのに嫌いになったから離婚というのは悲しい気もしますが、一緒に生活していくのが苦痛なほど愛情が失われてしまったのなら無理して一緒にいることもないと思います。

お互いに新しいパートナーを見つけて新たな人生を歩んでいけたら素敵ですよね。

ですが、どちらかが離婚に納得していない場合は嫌いになったと言うだけでは離婚理由として成立しないので、調停や裁判を起こすことになります。

その時に大切なのは『どれだけ嫌いか』を訴えるのでではなく、嫌いになった原因が夫婦生活を破綻さたことを訴えることです。

それでも相手が納得しない場合は別居期間を設けたり、弁護士さんを間に挟んだりして離婚に対して自分が本気なんだということを相手に分かってもらいましょう。

 

こちらの記事もご覧ください。⇒離婚理由が弱いとき…離婚を成立させるには共感を得ること!