もう無理!生理的に受け付けないのは離婚理由として成立する?

結婚して何年か経つと夫(妻)のことを『生理的に受け付けない』と言う人がいます。

夫婦関係は冷めきっているが、子供がいるから耐えている、お金のために我慢しているという人もいます。

愛は4年で冷めると言いますが、冷めたのと生理的に受け付けないのは少し違います。

『生理的に受け付けない』方が『冷めた』より強烈に相手を嫌っています。

相手の合意があれば、生理的に受け付けないということを離婚理由にすることはできますが、相手は今でもあなたのことを愛しているかもしれません。

どうしても離婚したければ別居期間を設けて『婚姻が継続し難い重大な事由』として離婚調停で認めてもらいましょう。

生理的に受け付けなくなってしまった理由

妻が夫を受け付けなくなった理由

  • 体型が変わった
  • 加齢臭や口臭が気になる
  • いつもゴロゴロしている
  • 身だしなみに気を使わない
  • 空気が読めない
  • 浮気や風俗通いが発覚した
  • 産後クライシス

夫が妻を受け付けなくなった理由

  • 身だしなみに気を使わなくなった
  • 料理や家事全般が手抜き
  • ジャニーズやアイドルにハマった
  • 小言ばかり言う
  • 体型が変わった

 

妻にも夫にも共通しているのは体型や身だしなみについてです。結婚した頃に比べて太った、いつもすっぴんでいるようになった、ヨレヨレの服を着ているなど。
オシャレする余裕がないほど忙しかったり疲れていたりすることもあると思いますが、ラブラブだった頃はそれでも相手のために身だしなみには気を遣っていたはず。あまりに手抜きになると冷められてしまうのかもしれません。

出産を機に夫を生理的に受け付けなくなったという女性もたくさんいます。
これを産後クライシスといい、出産したことで妻ではなく母になってしまい、夫より子供に愛情を注いでしまいます。
女性はホルモンバランスが崩れると意味もなくイライラしたり悲しくなったり情緒不安定になります。
出産は女性の体にも心にも大きな変化を与えるためそれも関係していると思います。

浮気や風俗通いが発覚すると『結婚しているのに他の異性と肉体関係を持つなんて気持ち悪い』と一発で愛情がなくなってしまう可能性もありますが、いつもゴロゴロしているなどは日々の積み重ねです。
今まで散々生活態度を改めてほしいと訴えていたのにもかかわらず改善しようとしなかったため愛想を尽かされてしまったのです。

『生理的に受け付けない』は離婚理由になるか

生理的に受け付けない人と一緒にいるのって苦痛ですよね。

なるべく同じ空間にいるのを避けたり、必要なこと以外は話さないようにしたり、極力近づかないようにすると思います。

それが夫婦間で起こったらどうでしょうか。

配偶者を生理的に受け付けなくなったという人は『見るだけでイライラする』と言います。

その他、話しかけられたくない、近寄られたくない、触られたくないなど同じ家で生活していくにはあまりにも悲惨な心理状態にあります。もちろんキスやスキンシップ、夫婦生活もなくなるでしょう。

中には配偶者のことが嫌すぎて吐き気がしたり体が震えるという人もいます。

残念ながらこのような状態では結婚生活を続けていくのは無理です。離婚を申し出るくらい配偶者に対して嫌悪感を抱いているのであれば修復は難しいでしょう。

ですが『生理的に受け付けなくなったから』という離婚理由はありません。

この場合は性格の不一致というジャンルに分類され、夫婦が共に暮らせないほどに関係が破綻しているのであれば婚姻を継続し難い重大な事由として離婚が認められると思います。

しかし性格の不一致はお互いに責任があるため、慰謝料の請求はできません。⇒離婚理由は性格の不一致。慰謝料、養育費はいくら?浮気してるって本当!?

別居をすれば離婚が可能

先ほど性格の不一致で離婚できると書きましたが、それはお互いに離婚に納得している場合です。

夫婦が合意していれば協議離婚で別れることができますが、妻が生理的に受け付けないほど夫を嫌っていても夫に妻に対する愛情があれば離婚したくないと言われるでしょう。

離婚に納得できない方は『話し合えば分かり合える』『自分が悪いところをなおせば関係は修復できる』と思っています。

このような場合には協議離婚は成立しませんし、離婚調停をしても性格の不一致と言うだけでは離婚理由として認められません。

もしどうしても離婚したい場合は別居期間を設けて『婚姻が継続し難い重大な事由』を自ら作るのです。

別居の期間は長ければ長いほど夫婦関係が破綻していることをアピールできます。少なくとも3年は別居をして今後も結婚生活が送れないことを調停委員に訴えましょう。

3年間も別居していればさすがに相手も『もうだめだ…』と離婚に応じてくれるかもしれません。

また、どうしても離婚したい側としたくない側では二人で話し合っても解決できません。

自分の味方をしてくれる弁護士さんに依頼することでスムーズな解決が期待できますので一度弁護士さんに相談してみるといいでしょう。⇒すれ違う夫婦。離婚理由に納得できない場合に取るべき行動と納得させるために取るべき行動。

まとめ

結婚してもずっと綺麗でかっこよくてオシャレでいたいという気持ちはあっても、家事や育児、ハードな仕事をこなしながらではなかなか維持することは難しいでしょう。

見た目だけで結婚した人はその時点でアウトですが、そうではないのに見た目だけで配偶者を生理的に受け付けなくなることはないと思います。

生理的に受け付けないのは少しずつ蓄積された相手への不満も関係しています。

日頃から会話をする時間を大切にしてなんでも話し合える関係でいられれば、何十年経っても相手への愛情がなくなることはないかもしれませんね。

離婚したい場合は、相手のことを生理的に受け付けないからという理由だけでは離婚理由になりませんが、生理的に受け付けないことで夫婦関係が破綻するような事態に陥っているのなら婚姻を継続し難い重大な事由になり、離婚理由として成立します。

しかし相手が応じなければ離婚はできません。その場合は別居をして離婚できる環境を作りましょう。

 

こちらの記事もご覧ください。⇒『愛情がなくなったから』を離婚理由にするには?冷めた気持ちとの向き合い方。