夫婦が離婚する時に最も多い理由が『性格の不一致』ですが、技術の発達とともに昔には考えられなかったようなことが離婚理由の上位にランクインしてくるようになりました。
その一つが『ゲーム依存』です。
私が子供の頃は、ゲームはテレビにつないだゲーム機で子供がやる時代でしたが、今はテレビに機械をつながなくてもケータイで簡単にログインできたり、ネットを通じて知らない人と対戦したり会話をしたりしながら遊べる時代になりました。
そしてそれを楽しんでいるのは子供ではなく大人の男性に多く見られます。
そんなゲームを楽しむ夫に大激怒な妻が急増中!?ゲーム依存が招く悲劇とは?
だからムカつくんだ!

ゲームは決して悪いことではありません。
本来楽しむこと目的として作られたものであり、息抜きや娯楽として多くの人を幸せにしてくれます。
それなのに離婚理由にまでなってしまうほど妻を怒らせてしまうのはなぜでしょうか?
- ゲームばっかりやっていて家事を手伝わない
- ゲームばっかりやっていて子供の面倒を見ない
- ゲームばっかりやっていて人の話を聞いていない
- ゲームをやるために部屋にこもってしまいコミニュケーション不足
- ゲームに課金して無駄遣いをする
- ゲームに負けるとイライラオーラを出す など。
これを読んでくださっている皆さんも共感できることが多いと思います。
妻が『これをやってくれたら嬉しいな、助かるな』と思うことをゲームが邪魔しているんですよね。
ご飯作って、食器を洗って、子供を着替えさせて、洗濯をして…とあなたが休む間もなく働いている横で夫がソファーに横になりながらゲームをやっていたら腹が立ちますよね。
『手伝って』と声をかけても『これが終わったらね』と言ったきり一向にやめる気配はなく、結局あなたがやる羽目になんてこと、よくありますよね。
その度に募っていくイライラ、よくわかります!
また、ゲームに夢中になるあまり、人の話を聞いていなかったり、家族で過ごす時間をゲームに費やしてしまうなど、依存のレベルが高くなるとコミニュケーション不足にもつながります。
この蓄積されたイライラがのちに離婚という結果を招いてしまうのです。
ネットの世界でしか生きられない人
私の夫もオンラインゲームをやっています。
何時になるとアイテムがもらえるとか、今日は誰々と対戦するとか、私にとってはどうでもいいようなことを熱心に話してくれます^^;
その中で気になるのが『〇〇さんは課金してるから強いんだよな〜』という言葉。
幸い、主人は課金はしないと決めているようなのでお金に関するトラブルはありませんが、ゲームの中で注目される人はものすごい時間を費やしたり、何度も課金をしたりして強くなった人が多いようです。
誰にでも『人からすごいと思われたい』という欲求はあると思いますが、ゲームに依存している人はこの欲求をバーチャルな世界で満たそうとしている可能性があります。
ゲームの世界は自分の容姿も学歴も肩書きも全く関係ありません。大切なのはゲームの中に存在する自分です。
誰かに勝つことで得られる優越感、強くなることで満たされる欲求…現実世界ではなかなか感じることのできない『自分はすごい』という気持ちを味わうことができるゲームの世界は天国です。
だから、もっと強くなりたい、絶対に負けたくないという思いがゲームにのめり込ませてしまうのかもしれません。
離婚できるレベルのゲーム依存とは
『ゲーム依存症だから』というだけでは離婚理由として認められませんが、ゲーム依存が原因で夫婦関係が破綻したのであれば離婚理由として成立します。
例えば夫がゲームばっかりしていて家事や育児など、全てを妻に任せきりにしてしまう場合。
これは妻にとっては大きな負担になります。特に共働きの場合は、夫の協力なしに妻は一体いつ休めばいいのでしょうか。
妻が助けを求めているにもかかわらず、夫がそれに協力しようとしないのは悪意の遺棄に該当する場合があります。⇒悪意の遺棄による離婚。その時の慰謝料は?離婚理由にならない場合もあります!
妻が一人でこなそうとすれば、体だけでなく、心も疲れ果ててしまいます。
心が疲れてしまうと非協力的な夫に対して愛情を感じられなくなったり、信頼できなくなって当然です。
こうなると円満な結婚生活は続けられなくなるので、離婚したいという妻の主張は認められる可能性が高いでしょう。
また、ゲーム依存の夫が生活費をゲームで使い果たしてしまったり、借金をしてしまったという場合。
これも夫婦関係を破綻させる原因になります。
独身ならどんなバカなお金の使い方をしても苦しむのは本人だけですが、結婚した以上、夫にも妻にも家族を守るという責任があります。
特に男性は女性よりも高額なお給料をもらっていることが多く、そのお金で生計を立てている家庭がほとんどです。
そのお金をゲームに使ってしまうというのは無責任すぎますね。
その他、父親がゲームばっかりやっていて子供が寂しい思いをしている、父親のゲームをする姿を子供が真似するなど、子供への悪影響を考えて離婚に至る場合もあります。
妻だって依存している
先ほどからずっとゲームに依存している夫について書いてきましたが、女性が全く依存しないというわけではありません。
ゲームがやめられなくて夫から愛想を尽かされてしまったという妻もいます。
ただ、男性に比べて女性の方がハマる人が少ないということです。
しかし、ゲーム以外の分野ではどうでしょうか。
私はゲーム依存の夫と同じくらいSNS依存の妻がいることも気になります。
可愛いと言われるためにまるで別人のように加工した自撮り写真を載せる人、羨ましいと言われるためにわざわざ見えるようにブランド物を写真に写り込ませる人、すごいと言われるために『インスタ映え』を追いかけて長蛇の列に並ぶ人…
これはゲームの世界で生きている男性と何も変わらないと思います。
SNSでいいねをもらうためにわざわざお金を払って何かをすることは、ゲームで課金するのと大して変わらないのではないでしょうか?
SNSに依存しすぎて夫から愛想を尽かされたという話はまだ聞いたことがありませんが、インスタのためにあちこち連れまわされている夫がいるのも事実なのでちょっと気の毒なような気がします^^;
男だから女だからということではなく、誰でも何かに夢中になりすぎると大切なものを失う可能性があるので気をつけないといけませんね。
まとめ
ゲームはある程度の時間でやめることができれば、私たちにとって素晴らしい娯楽になると思います。
ですが、最近のゲームは飽きない工夫がたくさんしてあり、知らない人とつながる手段にもなっているため、一度始めるとなかなかやめられなくなってしまいます。
『あと5分だけ』『この戦いが終わったら』と決めても本当にそこでスパッと終わりにできる人は少ないですよね。
ゲームを始めるときは暇つぶしのつもりでも次から次へと出てくる新しいキャラクターに心を奪われたり、強い相手に勝った時の嬉しさが病みつきになってしまったりして人はどんどん依存していきます。
ゲーム依存が原因で夫が借金をした、妻にばっかり負担がかかったなどの場合には離婚理由として成立する可能性が高いので、離婚する際にはゲーム依存によって夫婦関係が破綻したことがわかるように話をまとめておきましょう。
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