多い離婚理由とその割合。離婚したがっているのは夫?妻?熟年離婚の驚きの数字とは?

日本の離婚率は増加の傾向にあり、3組に1組、時間にすると2分に1組が離婚していると言われています。

離婚理由は様々ですが、男女それぞれ6:4の割合で性格の不一致を第1位に挙げています。

性格の不一致とは単に性格が合わないだけでなく、離婚理由として認められるには弱かったり、世間体を気にして公にしなかった暴力やモラハラ、浮気なども含まれています。

また、若い夫婦が離婚する率も高く、そのほとんどが子供を妊娠したからという理由で結婚した夫婦です。

さらに離婚した夫婦の年齢を見ると、50〜60代が占める割合が増え、近年では熟年離婚という言葉も主流になってきました。

多い離婚理由とその割合

夫婦が離婚に至るとき、夫と妻、どちらが離婚を切り出すことが多いのでしょうか。

2016年に行った調査の結果によると夫29.2%、妻64.4%の割合で『自分が離婚したかった』と回答しています。

この結果を見ると妻の方が圧倒的に離婚したがっていることがわかります。

これは少し古いデータですが、離婚を切り出した側の理由です。

離婚理由夫の割合(%)妻の割合(%)
性格の不一致63.246.2
異性関係19.327.5
DV5.330.8
精神的虐待11.823.0
借金・浪費13.817.5
家族との折り合いが悪い17.611.1
家庭を省みない8.815.7
異常性格14.59.1
同居に応じない10.83.1
性的不満11.16.5

やはり『性格の不一致』は夫も妻も一番高い割合で離婚理由として挙げています。

DVのところを見ると圧倒的に妻が被害にあっていることがわかりますが、公にならないだけで最近は妻からのDVや精神的虐待に苦しんでいる夫もたくさんいます。⇒妻のモラハラが恐い!夫を苦しめるモラハラ妻の特徴。もしかして…と思ったら要注意。

離婚しやすい夫婦の特徴

夫婦の時間が少ない

夫婦の休みが合わなかったり、生活リズムが違うと、同じ家にいても顔を合わせる機会がだんだんと減っていきます。
会話がなければ相手の考えてることはわかりませんし、自分の考えを伝えることもできません。
相手を理解することができないと不満が生まれたり、不信感を抱いたりマイナスの感情が発生します。
毎日何時間も一緒に過ごす必要はないと思いますが、夕食は必ず一緒に食べる、挨拶は欠かさないなど夫婦が顔をあわせる時間を作りましょう。

夫婦が同じ未来図を描いていない

妻が子供を望んでいるのに夫が望んでいなければそこには溝が生まれます。
夫が親との同居を望んでいるのに妻が嫌がればケンカに発展するかもしれません。
仕事をしたい妻に対して家にいてほしいと思う夫。
子供には英才教育を受けさせたいと思う妻とのびのび自由にやらせたい夫。
このように『将来こんな生活がしたい、こんな風になりたい』と思い描いているものが違うと意見がぶつかります。
話し合って解決できることもたくさんありますが、お互いに譲れないポイントがあると思うので、そこが違いすぎると同じ道を歩んでいくのが難しくなります。

感謝の気持ちがない

一緒に生活をしているといろいろなことが当たり前になっていきます。
家事は妻がして当たり前。夫が家に生活費を入れるのが当たり前。
それは自然なことかもしれませんが、決して当たり前ではありません。
毎日綺麗な洋服が着られるのは毎日洗濯してくれている妻のおかげ、毎日お風呂に入れるのは生活費を払ってくれている夫のおかげです。
自分が快適に生活できるのは相手の努力があるからだということを忘れてしまうと感謝の気持ちを持てなくなります。
感謝の気持ちがないと『なんでこうしてくれないの』『全然気が利かない』など相手のマイナス面しか目に入らなくなります。
そうすると一緒にいることが苦痛になってしまいます。

不満を伝えられない

不満を言うことは一見マイナスのように感じるかもしれませんが、仲の良い夫婦は不満を上手に相手に伝えています。
ケンカを避けるために不満を言わないようにしていると、それはストレスになり、自分を苦しめることになります。
そうすると何かトラブルが起こった時に『私はこんなに我慢してるのに!』『俺はいつも君に合わせてきたのに!』と余計に頭にきて問題が大きくなり、離婚の引き金になる可能性もあります。
不満は溜め込まずに『こうしてくれたら嬉しい』『これからは気をつけてね』とさらっと言ってしまいましょう。

尊敬し合っていない

結婚する時には相手に対して『すごいな』『素敵だな』と思えるところがあったと思います。
しかし、一緒にいる時間が長くなってくると、その尊敬がだんだん薄れていき、『一体何がよくて結婚したんだろう』という疑問さえ湧いてきます。
夫婦に限ったことではないと思いますが、尊敬できる人とそうでない人とだったら尊敬できる人の方についていきたいと思いませんか?
東大出身だとか大手の企業に勤めているとかそんな大それたことじゃなくていいのです。
どんなに疲れていても絶対に寝坊しない仕事に行く、シンクに洗い物を溜め込まないなど自分には真似できないであろう相手のすごいところを探してみましょう。

どちらかが社交的すぎる

社交的なことはとても素晴らしいことだと思いますが、度が過ぎてしまうと離婚に繋がってしまう可能性があります。
社交的な人は周りからも人気があり、お誘いも多いです。
だからと言って毎晩飲んで帰ってきたり、休日は家族を置いて友達と遊びに行ったりしていると残された家族は寂しい思いをして大切にされている気がしません。
これに気づかずにいると『家庭を省みない』と言って愛想を尽かされてしまいます。

若者の離婚率が高い

『できちゃった婚』という言葉はもう誰もが知っている言葉だと思います。

芸能人でも妊娠をきっかけに結婚したという夫婦もたくさんいます。

できちゃった婚は決して悪いことではないと思いますが、あまりいい印象を持たない人が多いのは事実です。

その理由は責任感のない軽率な行動に対する非難の場合もありますが、できちゃった婚で離婚する夫婦が多いことも大きな理由だと思います。

実際にできちゃった婚をした夫婦の6割以上が離婚しています。

できちゃった婚は若い夫婦に多く、経済的な理由やもっと遊びたいという欲求から離婚に至る夫婦がたくさんいます。⇒遊びたいから離婚!?若い夫婦の幼稚な離婚理由。結婚前に冷静に考えることとは?

『できちゃった婚をした夫婦はどうせ離婚する』という社会の認識ができちゃった婚があまりよく思われない原因になっているのかもしれませんね。

また、若い人は良くも悪くも勢いがあります。

子供ができたわけではなくても『この人しかいない!』という熱い思いだけで結婚すると、時間が経ってから『こんなはずではなかったのに』と理想と現実のギャップを目の当たりにします。

そこで踏ん張れればいいのですが『こんな生活は嫌!この人は運命の人じゃなかった!』とあっさり離婚してしまう人も多いです。

結婚も離婚も『みんなしてるから』と言う理由で誰もが簡単に考えるようになり、それが離婚率の高さにも関係しているのではないでしょうか。

熟年離婚が占める割合

厚生労働省が発表している統計では、年間約64万組の結婚件数に対して、離婚件数は約22万組。

なんとその4分の1が熟年離婚なのです!

熟年離婚の件数は40年間で約10倍に増え、50歳以上の夫婦は6組に1組が離婚しています。

熟年離婚が増えているというのは知っていましたが、驚きの数字ではないでしょうか?

さらに熟年離婚の場合、離婚を切り出すのはほとんどが妻からで、長年の結婚生活の不満が大きな原因になっているようです。

20年連れ添ったのに離婚してしまうなんて悲しい気もしますが、『残りの人生を自分のために生きたい』という思いが人を動かすのでしょうか。

また、両親が高齢になると、その介護をしなくてはいけなくなります。

自分の親の介護ならまだしも、あなたは義両親の介護を快く引き受けることができますか?

もし、嫁姑関係が上手くいっていなかったのだとすれば、姑の介護を喜んでする気にはなれないと思います。

少し冷たい気もしますが、このような理由から熟年離婚に至る夫婦もいます。

まとめ

離婚理由の中で性格の不一致が占める割合は大きく、男女ともに離婚理由の第1位にランクインしています。

性格の不一致は性格が合わないというだけでなく、愛情が冷めた場合や決定的な原因がない場合にも使える理由なのでこのように大きな割合を占めているのだと思います。

また、最近では結婚式を挙げないカップルも増えてきました。

結婚式を挙げないことで結婚をより身近に感じられるようにもなりましたが、その分重みが感じられなくなってしまっているのも事実だと思います。

簡単に手に入れたものは手放す時もさほどさみしくないのかもしれません。

『みんなも離婚してるしまぁいっか』と言う安易な考えが日本の離婚率を上げているのかもしれませんね。

 

こちらの記事もご覧ください。⇒日本の離婚率は?統計から分かる結婚離婚の推移。離婚理由は今も昔も変わらない!