離婚理由が弱いとき…離婚を成立させるには共感を得ること!

夫婦が納得するのであればどのような理由でも離婚することができますが、どちらかが離婚に納得しない場合は、離婚調停や離婚裁判を起こして第三者も巻き込んだ話し合いが進められます。

その時の離婚理由ですが、相手が離婚を拒否していても法で定められた離婚理由に該当していれば離婚が成立します。

しかし、人によって離婚したいと思う理由は様々。

他人にとっては『そんなこと?』と思えるようなことでも本人にとっては大問題な場合もあります。

このような一般的に見て弱い離婚理由だった場合、どのようにすればスムーズに離婚を成立させることができるでしょうか。

弱い離婚理由とは

法律では以下の場合の離婚が認められています。

  1. 不貞行為
  2. 悪意の遺棄
  3. 3年以上の生死不明
  4. 回復の見込みのない強度の精神病
  5. 婚姻を継続し難い重大な事由

よかったらこちらも参考にしてください。

性格の不一致やお金に関する問題、親族関係などは婚姻を継続し難い重大な事由に当てはまりますが、離婚できるレベルであるかどうかが重要です。

例えば、夫のいびきと歯ぎしりが妻の睡眠妨害になるほどうるさく、それが原因で妻が離婚を請求したとします。

いびきと歯ぎしりは離婚するほどの問題ではないですが、隣で寝ている妻にとってはかなりのストレスです。

私も経験がありますが、一睡もできないほどうるさく、殺意さえ湧いたことがあります(笑)

さらに寝室も変えてくれない、薬も試してくれない、病院にも行ってくれないなど夫が改善に協力しないのであれば妻の我慢も限界に達するでしょう。

これは妻にとっては立派な離婚理由です。しかし、法的に見れば1〜4の離婚理由には該当しませんし、夫婦関係が破綻するほどの問題かといったらそうではないと考える人が多いでしょう。

なので、これは離婚理由としてはかなり弱いのです。

同じように夫がゲームばかりする、妻の料理が手抜きだ、姑と意見が合わないなどの理由は、あなたにとっては大問題でも離婚を成立させるには弱い理由だと言えるでしょう。

また、モラハラや家事放棄などは十分離婚の原因になりますが、決定的な証拠がありません。

そのため離婚理由としては不十分になってしまう場合があります。

離婚理由が弱ければ視点を変える

弱い離婚理由だからといって離婚できないわけではありません。

離婚したい側は離婚の原因となった出来事を訴えがちですが、それでは弱いままです。

夫のいびきに耐えられないのであれば、いびきがうるさいことを訴えるのではなく、改善に非協力的なことを訴えます。

妻が困っていると分かっていながらその状況を変えようとしないのは、より良い夫婦関係を目指していないと考えられます。

ゲームばかりしていてイラつくのであれば、家族団欒の時間が持てない、真剣に話を聞いてもらえないなど、ゲームのせいで犠牲になっているものを訴えます。

料理が手抜きであれば、十分な食事ができず、コンビニで買っていることを訴える。姑と意見が合わないのであれば、反対意見を言うと嫌がらせをされて精神的にまいっていると訴える。など離婚したいと思う原因が夫婦に与える影響を伝えてください。

そうすれば絶対に離婚できるというわけではありませんが、あなたの苦痛に共感してもらえれば離婚を認めてもらいやすくなります。

ただ、離婚したいからといって嘘はつかないでくださいね。単に姑と意見が合わないだけで姑があなたに害を加えているわけではないのに『嫌がらせをされます』なんて嘘をついてしまえば、バレた時あなたの立場が悪くなります。

離婚理由が弱いと慰謝料が減額される

離婚の原因や責任がどちらか一方にある場合には原因を作った方に慰謝料を請求することができます。

不貞行為や悪意の遺棄などは法律で離婚理由として認められているくらいなので50〜300万円の慰謝料が発生します。

弱い離婚理由というのは法で定められた離婚理由の1〜4には当てはまらず、5にするには大げさではないかと思われる事例だと思います。

モラハラや家事放棄も証拠がないと離婚理由として不十分と書きましたが、どんな離婚理由においても結局は相手に原因があるという証拠を提出して初めてことの重大さが伝わるんだと思います。

モラハラも50万〜300万円の慰謝料請求が可能ですが、それには第三者から見てもモラハラであるということが分からなくてはいけません。

どんなに自分がモラハラだと訴えても相手が否定すればあなたが嘘をついていると思われるかもしれません。

しかし証拠があればあなたの話が事実だということが証明できます。

弱い離婚理由はモラハラ以上に証拠が掴みにくく、離婚したいほどの苦痛を第三者に分かってもらいにくいのが事実です。

証拠がないため、離婚理由としては不十分であり、また離婚することができても相手だけが悪いわけではないという判断で慰謝料の請求が認められなかったり、減額されてしまう可能性が高いです。

その離婚、本当に後悔しない?

あなたにとっては大問題でも他人にしてみればたいしたことない離婚理由。

いびきは大げさな例えですが、クチャラーが嫌だとか加齢臭が嫌だとか生理的に相手を受け付けなくなってしまって離婚する夫婦は実際にたくさんいます。⇒もう無理!生理的に受け付けないのは離婚理由として成立する?

一度気になりだすと何をしてても気になってどんどん嫌になっていくんですよね。

たまに会う人なら一瞬我慢すればいいのですが、毎日同じ家で暮らしていると些細なことでも大きなストレスに変わっていきます。

そうすると相手と一緒にいることが苦痛に感じてしまうので離婚したいと思うようになります。

しかし、その理由で離婚して本当に後悔しないでしょうか?

離婚するとはじめは開放感やストレスのない生活に喜びを感じるかもしれませんが、時間が経つにつれ寂しさや虚しさを感じるようになってきます。

『もう少し我慢すればよかったかも』『もっと話し合えば解決できたかも』と離婚に突っ走ってしまったことを後悔するかもしれません。

特に弱い離婚理由の場合は、世間的に見たら離婚するほどのことでもない理由だと思うので『なんであんなことで離婚してしまったんだろう』と自分を責めてしまうかもしれません。

結婚する時も離婚する時も勢いは大事ですが勢いだけで決めると後悔する可能性が高いです。

モラハラや精神的DVは別として、離婚理由が弱いと感じる場合は本当に離婚するほどの問題であるかを冷静に考えたり、誰かに相談したりして客観的な意見をもらいましょう。

まとめ

離婚理由が弱いというのは、客観的に見て離婚に至るほどの問題ではないということだと思います。

しかし、人の感じ方はそれぞれ違います。他人にとってはどうでもいいことがあなたにとっては耐えがたいストレスである場合もあります。

離婚理由が弱いと相手が離婚に応じてくれなかったり、調停や裁判で認められなかったりする可能性が高く、相手が離婚に合意したとしても慰謝料をもらえるほどの案件ではない場合が多いです。

どうしても離婚したいのであれば、周りの人にもあなたが離婚したいと思う理由に共感してもらい『それじゃあ結婚生活は続けていけないね』と認めてもらうことです。

また、離婚のことばかり考えていると冷静な判断力を失い、離婚が成立した後に後悔することがあるので突っ走らないように気をつけてください。

 

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