浪費癖が離婚理由の場合、慰謝料はもらえる?不動産の確認でトラブル防止!

世の中には様々な理由で離婚する夫婦がいますが、その中の1割が配偶者の浪費癖が原因で離婚しています。

人は生きているだけでお金がかかる生き物なので、『お金を使うな』と強制することはできませんし、美味しいものを食べたり好きなものを買ったり、少しくらいの贅沢がなければ、人生を楽しむこともできないのではないかと思います。

おそらくそれくらいの贅沢ならほとんどの人がしていますよね?

では、離婚理由になってしまうほどの浪費とは一体どのようなものなのでしょうか?

配偶者の浪費が原因で離婚する場合、慰謝料の請求は難しく、1円ももらえない場合もあります。

しかし、慰謝料とは別に財産を分ける財産分与という方法があるので、不動産関係はしっかり把握しておきましょう!

何をしたら浪費になるのか

時間の浪費がお金の浪費につながる

浪費と聞くとお金を使うことをイメージする人が多いと思いますが、私たちはお金と同じように時間の浪費もしています。
仕事から家に帰ってきて、特に見たい番組があるわけでもないのにテレビをつけてしまうことありませんか?
やることがないからと休日にひたすらケータイやパソコンをいじっているということも少なくないと思います。
テレビを見たりケータイをいじったりすることは決して悪いことではありませんが、意味もなく見続けてしまうのは時間を浪費していることになります。
さらに、テレビやケータイからはたくさんの情報が入ってきます。
特に興味はないけど、この前テレビでやってた商品を見つけたから買ってみよう。別に必要ないけど、ネットショッピングでセールをやってるから買っちゃおう。と、本当は必要ない物でも時間の浪費によって得た情報で、ついつい買ってしまうのです。
高額ではありませんが、無意味にテレビをつけていたり、パソコンを使い続けていれば電気代もかかりますよね。
このように、なにかを買うことだけが浪費ではないのです。

恐ろしいSNS依存

最近では『インスタ映え』という言葉が生まれるほど、SNSが主流の時代になりました。
〇〇を買った、△△に行った、□□をしたなど、たくさんの写真とともに投稿している人が多いですよね。
このSNSですが、ただ単に自分の情報を発信するためだけに利用する人もいますが、中には『私はこんなに人生楽しんでますよ』『私はこんなに幸せですよ』とアピールするために必死になっている人もいます。
つい先日はタレントのGENKINGさんがインスタで見栄を張るために借金をしていたことを某番組で告白していました。
これは芸能人に限らず、私たち一般人でもたくさんの人が陥ってる現象だと思います。
SNSに手料理を載せるためにわざわざ高価な食器を買ったり、たくさんのいいねをもらうためにわざわざ話題のパンケーキを食べに行ったり、自撮りのためにブランド物で身を固めたり…
一度見栄を張ってしまうとそのレベルを落とすことができません。そのためもっとすごい自分を見せるために高額なお金を支払うことになるのです。

離婚理由になるほどの浪費

たとえ、CMで見た新商品を買っても、SNSで見栄を張っても、人に迷惑をかけない浪費であればやめる必要はないと思います。
しかし、浪費が原因で離婚する夫婦というのはおそらく配偶者の浪費によりもう一方が困っている状態だと思います。
例えば妻がママ友に見栄を張るためにブランド物の服やバッグを買いあさり、家族の食事が毎日半額になったスーパーのお惣菜だったら嫌ですよね?
車好きの夫が次から次へと車を買い換えて、自分の収入では追いつかなくなり、借金をしたり、子供の将来のために貯金していたお金にまで手を出したら怒りますよね?
これはちょっと極端な例かもしれませんが、実際に自分のためだけにお金を使い、生活費を入れなかったり、借金をしてしまう人はたくさんいます。
相手が置き場所がないくらい自分の好きなものを集めたり、趣味にお金と時間をかけすぎて、家族との時間が減ったりするのもイライラの原因になります。そしてだんだんと夫婦関係が悪くなっていきます。
離婚理由になってしまうほどの浪費とは、収入に見合わない金額を使ってしまったり、家族を犠牲にしてまでお金や時間を使ってしまうことだと思います。

慰謝料請求は難しい

法律で認められている離婚理由の中に『浪費』という項目はありません。

そのため、協議離婚が成立しない場合に調停や裁判をすることになっても、配偶者の浪費が原因で夫婦関係が破綻したことを立証できないと離婚理由として認められません。⇒夫の借金が発覚!離婚理由になる?大切なのは金額より借金をした理由。

さらに、浪費が原因で離婚する場合は慰謝料の請求が必ずできるわけではなく、離婚の原因を作った方に借金がある場合などは慰謝料請求はより難しくなります。

私の離婚理由は浪費ではありませんでしたが、元夫には貯金がなく、弁護士さんには『お金がない人から慰謝料を取るのは難しい』と言われました。

しかし、配偶者が個人的にした借金をあなたが払う必要はありません。

中には専業主婦の妻がした借金を肩代わりしなくてはいけないのではと心配する夫もいますが、妻が夫に内緒で借金をしていたり、勝手に夫を連帯保証人にしていた場合などでも夫に責任はないので払わなくて大丈夫です。

ただ、悪質な金融会社などは夫にヤクザのような取り立てをする場合もありますので、早めに弁護士さんに相談しましょう。

配偶者が収入があるにもかかわらず、生活費を入れないという場合には悪意の遺棄に該当します。

この場合は50万〜300万円の慰謝料が相場ですが、これも相手の年収や役職などによっても大きく変わってくるので人によって金額が違います。⇒悪意の遺棄による離婚。その時の慰謝料は?離婚理由にならない場合もあります!

不動産関係は必ずチェック!

離婚する際に発生するお金は慰謝料だけではありません。

慰謝料の請求が認められなかったとしても夫婦に財産があればそれを分けることができます。

財産になるものは結婚している間に二人で購入したものです。⇒その離婚理由で大丈夫?離婚を有利にする方法。

夫が妻に向かって『家から出て行け』と言っても、結婚後に購入した家や土地は二人の財産なので妻に住む権利がなくなるわけではありません。

しかしそれは同時に離婚と不動産は関係ないということでもあります。

私もそうですが、離婚前に住宅ローンを組み、私がその連帯保証人になっていました。

離婚する際に連帯保証人を抜けたいと伝えましたが、銀行側に認めてもらえず、代わりになってくれる人も見つからないため未だに私が連帯保証人です。

元夫に何かあれば私が一歩も踏み入れたことがない家のためにお金を払わなくてはいけないのです。

私はこの事実に気づいたので、絶対に私に迷惑はかけないという約束をしてもらって元夫と離婚しましたが、気づかなければいつか損をすることになっていたかもしれません。

ローンがあるとそのローンも折半になりますが、ローンがなければ不動産を財産とし分けることができるのであなたにとって必ずプラスになります。

また、浪費癖のある人でも住宅ローンはきちんと払っている人が多いので、慰謝料は払えないけど、家に妻が住み、その家のローンを夫が払い続けるとう条件で離婚が成立した夫婦もいます。

浪費癖を治す

浪費をする人はお金を使うことでストレスを発散させている可能性があります。

『またそんなにお金を使って!』と怒る前に『この人は何かストレスを抱えているのかな?』とお金を使ってしまう原因を考えてください。

あなたが相手の話を真剣に一生懸命聞いてあげることで、相手は今までためていたストレスの原因を吐き出し、心が軽くなるかもしれません。

だからと言ってすぐに浪費癖が治るわけではありませんが、お金がかからないストレス解消法を二人で考えることができます。

一人では挫折しそうなことでも愛する妻や家族が一緒に頑張ってくれたら、もっと慎重にお金を使ってくれるようになりますよね☆

また、使うお金を一気に減らそうとするのも失敗して挫折につながる可能性が高いのでやめましょう。

今まで飲み代に月30000円を使っていたなら月28000に抑える。洋服代に50000円使っていたなら49000に抑えるなど、これくらいの節約から始めましょう。

これと同時に家計簿やお小遣い帳をつけるようになれば自分のお金の使い方が把握できますし、少しずつでも使うお金が減ってくると『今月は〇〇円に抑えられた』とモチベーションが上がります。

浪費癖を治すためには周りにいる人の支えも大切です。

怒りたくなる気持ちもわかりますが、まずは浪費してしまう気持ちに寄り添ってみてください。

そうすれば離婚に至る前に問題が解決するかもしれません^^

まとめ

結婚したら財布は一つという夫婦もいれば、結婚しても財布は別々という夫婦もいます。

家計が順調に回ればどんな使い方でもいいのですが、どとらかが家計を無視したお金の使い方をすると夫婦関係が悪くなり、やがて浪費が原因で離婚することになってしまいます。

浪費が『婚姻を継続し難い重大な事由』に該当すれば離婚理由として認められますが、慰謝料がもらえるかどうかは相手の収入や貯金、借金の有無によっても変わってきて、もらえない可能性も十分にあります。

ただ、お金としてもらえなくても財産として不動産がもらえる場合もあるので、財産分与の対象になるものは事前に調べておきましょう。

名義なども確認しておくと離婚後のトラブルを未然に防ぐことができます。

 

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